567:●●は抵抗あるじゃん、タンポン:2009/10/24(土) 00:34:04.91 ID:bDOmDHfqO
キョン「だって絶対色んな所触るじゃないですか」
朝比奈「え~さわりませんよぉ~」
キョン「長門」
長門「私はタンポン派」
キョン「……万事休すか」
長門「……朝倉涼子なら」
キョン「げ」
長門「ナプキン派」
570:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:38:10.83 ID:bDOmDHfqO
長門「いい?」
キョン「……」チラッ
朝比奈「私がやってあげるのに……」
キョン「……いいぞ、やってくれ」
長門「……三分後」
キョン「三分?」
長門「三分経ったら廊下に」
キョン「あ、ああ」
長門「見てはいけない」
キョン「……」
長門「……絶対に」
パタン
キョン(……な、なんのマネだ……竜ちゃんか?)
573:生理中は湯船には浸からないよ:2009/10/24(土) 00:47:08.01 ID:bDOmDHfqO
ガラッ
朝倉「はぁ!?」
長門「そういう事」
キョン「朝倉……」
朝倉「アラ、久しぶりね、キョン君……いえ、涼宮さん?」
キョン「よせよ」
朝倉「それで? ナプキンの使い方が分からないって?プププ」
キョン「男が知ってる方が異常だろ」
朝倉「いい? 基本は膝の上に広げて置いておくのよ」
キョン「ふざけるな朝倉」
577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:53:53.30 ID:bDOmDHfqO
―――――
朝倉「どう? できた?」
キョン「ああ、出来たが……やれやれ、面倒くさいな」
朝倉「女の子のエチケットよ!」
キョン「そうか、ありがとうな朝倉、もう消えていいぞ」
朝倉「ちょちょちょちょっと!」
キョン「いいぞ、長門」
長門「……」
朝倉「ちょっと待ってぇぇぇぇ!!」
長門「……何」
朝倉「あ、ありがとう長門さん……」
長門「用件は?」
朝倉「じ、実はね? 情報統合思念体に戻ってから暇だったんでるるぶ読んでたんだけど、そこに載ってた温泉が」
キョン「長門、いいぞ」
長門「……」
朝倉「ちょ、ちょっとまっ」
585:大丈夫でしたね:2009/10/24(土) 01:07:46.45 ID:bDOmDHfqO
キョン「ふぅ、さて……ん?」
キョン「……ああ、朝のラブレターか……誰がこの女にラブレターなんぞ」カサカサ
―――――――――――
拝啓
秋の夜長が感じられる今日この頃……(ry
………とさせていただきます。
敬具
―――――――――――
キョン「ふむ、よくわからんがおかしい人間じゃなさそうだな」
キョン「時間は……おっと、あと五分か」
キョン「夕焼け空の屋上で告白とはキザな野郎だよ、全く」
616:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:20:07.96 ID:bDOmDHfqO
キョン「よっ、はっ、ふぅ」
キョン「時間は……ちょうどだな」
キョン「……なんか緊張してきた」
キョン「告白、か……」
キョン「……よし」
ギィィィ……
キョン「……っていねえじゃねえかオイ!」
621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:30:28.24 ID:bDOmDHfqO
キョン「まだ来てないのk」
「あ、あのっ」
キョン「おぅわっ!?」ビクン
女生徒X「涼宮……ハルヒ、さん」
キョン「は、はい」
女生徒X「待ってました! ずっと、ずっとあたし……!」
キョン「」
キョン(告白かと思って屋上に行ったら何故か同性から泣いて抱きつかれた、という……理解できん、予感はするが理解できん)
キョン「ま、まさかこの手紙……」
女生徒X「は、はい、わたしですっ!」
キョン「は、ははは……マジでか」
女生徒X「あ、あの、わたし、あの日暴漢に襲われかかっていた所を涼宮さんに助けて頂いた日からずっと涼宮さんを想っていましたっ!」
キョン「あいつは正義のヒーローか何かか……」
女生徒X「それで……あの……も、もしよかったら、おお、お、お付き合いさせていただいても!」
キョン「」
624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:39:16.38 ID:bDOmDHfqO
キョン(本当に居たんだこういう人)
女生徒X「よ、良かった! お付き合いして頂けるんですねっ!?」
キョン「……え?」
女生徒X「嬉しいです、わたし嬉しいです……ずっと涼宮さんを想ってきたのが報われたかと思うと、わたし」
キョン「え、ちょ……」
女生徒X「わ、わたし嬉しいです、この毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日お手紙出してきたのがやっと読んで頂けたのかと思うと……」
キョン「……は?」
女生徒X「ずっと待ってたんですよ? 毎日お手紙出してたから何時来てくれるのかと思って毎日毎日この屋上で毎日待ってたんですよ?」
キョン「な、何を」
女生徒X「毎日毎日嬉しいです、涼宮さんは毎日毎日毎日見てました、涼宮さんも毎日幸せですか? 毎日毎日毎日毎日嬉しいです?」
キョン「ちょ……なんだ……?」
女生徒X「助けてもらった6ヶ月前から、毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日見てました」
キョン(正直もう逃げたいです)
625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:43:31.82 ID:bDOmDHfqO
女生徒X「毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日嬉しいです?」
キョン「く、来るな……」
女生徒X「毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日待ってました」
キョン「す、すまん! 謝るからゆるしてくれ!」
627:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:45:10.07 ID:amlz7y+e0
まさかの..............................
628:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:45:58.47 ID:amlz7y+e0
ヤンデレ
631:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:51:26.76 ID:bDOmDHfqO
「毎日毎に」
少女は急に呪詛を呟くの止めると、床に前のめりに倒れて微動だにしなくなった。
少女の首筋には映画でよく見るような小さな注射器の様な物が刺さっている。
そして俺は少女が倒れる寸前、クラッカーの様に乾いた音が鳴ったのを聞いていた。
音の聞こえた給水タンクの方を睨み付けると、給水タンクの裏から夕焼けに染まった赤いシルエットがもったいぶって出て来て、それから言った。
古泉「こんな事もあろうかと」
キョン「俺はまだ何も聞いちゃいないぞ」
634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 02:59:53.54 ID:bDOmDHfqO
古泉「彼女が言っていたのは本当ですよ、涼宮さんが彼女を危機から救ったのも含めてね」
キョン「ハルヒはそんな頻繁にこんな目にあってるのか?」
古泉「まさか」
キョン「どういう意味だ?」
古泉「涼宮さんは現在進行形で良くも悪くも不思議なものを惹きつけています、しかし彼女自身は悪い方の不思議は望んではいない、といった所ではないでしょうか」
キョン「なるほどな……」
古泉「んふ、納得いっている所失礼ですが毎日そう何度も同じ内容の手紙を送ってくる人間がいたらまあ当然避けるでしょうけどね、涼宮さんに同性愛の性質も無いようですし」
キョン「……なぜ言わなかった、言われていたら俺もこんな手紙は捨てていたぞ」
古泉「だから言ったじゃないですか」
古泉「こんな事もあろうかと……ってね」
キョン「セイッ!」ビシィッ
古泉「腿がっ!?」
637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 03:08:01.86 ID:bDOmDHfqO
キョン「今日は散々だった……」
キョン「しかしハルヒは人気者なんだな、良い意味でも悪い意味でも」
キョン「……そんなに悪い気はしないな」
キョン「不良とケンカは止めてほしいが」
キョン「……まあ、ハルヒもハルヒで大変だって事か」
638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 03:12:52.20 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「……つまんない」
ハルヒ「なんでキョンが……キョンの癖に」
ハルヒ「つまんないぃー!」
ハルヒ「おかあさん」
ハルヒ「……キョン」
ハルヒ「……目が覚めたらまずキョンにメールして」
ハルヒ「……夜は佐々木さんからのメールを妨害するためにメールして」
ハルヒ「家帰ろ」
ハルヒ「おかあさんのご飯が食べたいなー」
695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 12:37:22.89 ID:bDOmDHfqO
佐々木「やあ」
ハルヒ「さ、佐々木……」
佐々木「こんばんわ」
ハルヒ「こんばんわって……う、うちの前で何してんだ?」
佐々木「何、ちょっと話したいことがあってね」
ハルヒ「あ、あぁ」
ハルヒ(昔馴染み女から夜遅くにお話、ね……どこまでも生意気だわ、キョンの癖に)
佐々木「……」
ハルヒ「……?」
佐々木「……キョン」
ハルヒ「え?」
佐々木「あ、いや……うん」
佐々木「君は本当にキョンなのかい?」
ハルヒ「……へ?」
佐々木「自分でも可笑しい事を言っているのは分かってるよ、そんな顔で見ないでくれ」
ハルヒ「う、うん」
佐々木「ましてや知己の顔を忘れている訳でもないさ、ただ今の君は僕にそう思わせる程違和感に溢れているという事さ……昼のあの短時間でそれに感じ得るくらいにね」
ハルヒ「う……」
700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 12:47:54.79 ID:bDOmDHfqO
佐々木「しかし君がキョンなのは確かだ……それでも今の君からはどこか違った臭いがする」
ハルヒ「臭い!?」スンスン
佐々木「違うよ、そういう事じゃない、もっと感覚的なものさ……空気、というか雰囲気というか」
ハルヒ「そ、そうかな?」
佐々木「しかもその違和感さえ僕には覚えがある、どこかで確か……ダメだうまく思い出せない」
ハルヒ(……もしかしなくてもバレてる?)
佐々木「……こんな事言うのは自分でも恥ずかしいんだが、アレかい?」
佐々木「まさか宇宙から来た何らかの植物が君に成り代わってしまったとか……」
ハルヒ「ぅえ!?」
佐々木「あはは、冗談さ、この前そういう映画を見たんだ」
ハルヒ「な、なんだ」
佐々木「でも僕達、とりわけ君はそういう危険に晒される可能性があるのは確かじゃないか……立場上、ね」
ハルヒ(……?)
704:携帯がだね、予測変換がだね、あのね、そのね:2009/10/24(土) 12:59:35.12 ID:bDOmDHfqO
佐々木「あの映画を見た時ね、正直僕は怖かったよ」
ハルヒ「た、立場って……?」
佐々木「そんな事が起きるのは有り得ないとは分かってる、有り得ないとは分かっていても……それでも、もし」
佐々木「そう考えると寒気がしたよ……あはは、まるで僕のキャラじゃないけどね」
ハルヒ「う、うん……」
佐々木「例えばの話だがキョン、君がもし……もし何かに成り代わっていてしまったとして、そうしたら僕はどうすればいい?」
ハルヒ「……え?」
佐々木「君を周防さんや長門さんに頼んで消してもらえばいいのかい? それとも機関や組織が処理するのに任せておけばいいのかい?」
ハルヒ「……有希に?」
佐々木「ぼ、僕はそんなの嫌だよ、キョン……」
ハルヒ「えと……」
佐々木「君がこの世から消えてしまうくらいなら僕も死を選ぶ」
706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:07:00.18 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「……」
佐々木「……ちょ、ちょっと話がそれてしまったね、忘れてくれ」
ハルヒ「あ……うん」
佐々木「本題に入らせてもらおう、こほん」
ハルヒ(……この子おかしな子だったのかしら)
佐々木「キョン……君は一体誰なんだい?」
ハルヒ「え」
708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:17:00.17 ID:bDOmDHfqO
キョン「行きはよいよい帰りは怖いっていうのは『行きは道に迷わないが帰りは迷う』って意味だったか……?」
キョン「夜に住宅街で迷うというのがこれほど恐ろしいとは思わなんだ」
キョン「どこを見ても家々家々」
キョン「似たような十字路と似たような突き当たり」
キョン「これは最早現代日本のラビリンス……」
キョン「……」テクテク
キョン「……」ギュルリュルュグギギギィゥクルッポー
キョン「腹、減ったー!」
キョン「ヘルプミー古泉ー!」
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:20:28.07 ID:X7jrmMwI0
クルッポーwwww
715:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:28:13.56 ID:bDOmDHfqO
ブロロロロキィィー
バタン
キョン「……」
古泉「古泉です」
キョン「やはりな」
古泉「仕事ですから」
キョン「便利なもんだ、いつでも向こうから来てくれる上にどこまでもタダでゆったりフワフワな座席付きのタクシーを呼べるとは」
古泉「あははは、残念な事に彼女がそれを使えるようになる事はありえませんが」
キョン「その点は同情しよう」
新川「行き先は涼宮様のお宅で?」
古泉「よろしくおねがいします」
キョン「わー、ふっかふかだ」
古泉「はしたないですよ」
キョン「別にいいじゃねえか」
古泉「大股開いて座らないで下さい」
キョン「別にいいじゃねえか」
古泉「見えてます」
キョン「古泉くんのエッチ!」べー
古泉「……不覚にもきゅんっとしてしまった……中身はあなたなのに……」
キョン「そんなに落ち込まなくても別にいいじゃねえか」
716:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:34:08.99 ID:bDOmDHfqO
キョン「おお、ここだここだ、こんな外観だった」
新川「それでは失礼させて頂きます」
キョン「ありがとーございましたー」
ガチャ
ハルヒ母「ハルヒ?」
キョン「オゥ……」
ハルヒ母「た、タクシーで帰ってきたの?」
キョン「は、はははは、そんなまさか一文無しなのに」
720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 13:53:09.33 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ母「随分遅かったわねぇ~」
キョン「ちょっと道に迷っ」
ハルヒ母「……ん?」
キョン「……てた子供を家に送り届けて!」
ハルヒ母「ふぅ~ん」
キョン「……」
ハルヒ母「まあいいわ」
ハルヒ母「早く制服着替えちゃいなさい、今日は酢豚!」
キョン「酢豚か」
ハルヒ母「嬉しくないの?」
キョン「や、やったー!酢豚大好きー!」
ハルヒ母「……」
キョン「……?」
ハルヒ母「んふふふふ~」
キョン「え、えへへへへ?」
753:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 15:12:29.60 ID:bDOmDHfqO
キョン「おいしいな~」ぱくぱく
ハルヒ母「そう?」
キョン「う、うん」
ハルヒ母「ねえハルヒ?」
キョン「うん?」
ハルヒ母「なんかあなた朝から変よねぇ?」
キョン「な、何が?」
ハルヒ母「だって自分のパンツの場所わかんなかったり、急にママっ子になったり」
キョン「ね、寝ぼけてて~……」
ハルヒ母「髪だって毎日私がやってるのに?」
キョン「」
ハルヒ母「ハルヒ」
キョン「は、はい?」
ハルヒ母「酢豚おいし?」
キョン「ぜ、絶品です……」
756:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 15:18:51.62 ID:bDOmDHfqO
キョン(助けてっ古泉ー)
ハルヒ母「あなたは誰なのかしらねぇ?」
キョン「ふぽっ」
ハルヒ母「あら、玉ねぎが」
キョン「す、すいま」
ハルヒ母「ん?」
キョン「ひ……」
ハルヒ母「んん~?」
キョン「か、顔近……」
ハルヒ母「……子供の隠し事は母親にはバレるものなのよ?」
キョン「こ、子供にもプライバシーを……」
ハルヒ母「無視よ!」
キョン「お、お……いや……あたしは……」
761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 15:27:55.66 ID:bDOmDHfqO
キョン「涼宮っ! ハルヒですが何か!?」
佐々木「へっ!?」ビクン!
キョン「っておぅわ佐々木ぃぃぃ!?!?」
佐々木「きょ、キョン……かい?」
キョン「あ、ああ……俺だが」
佐々木「……く、くくく」
キョン「ん? と、ところでなんの話を」
佐々木「よかったー!」
キョン「うおっ!?」
佐々木「キョンっ!キョン~っ!!」スリスリ
キョン(控えめながら確かな双丘がデンジャー)
佐々木「ぼ、僕は……僕はキョンがボディをスナッチされてしまったのかと、うぅ」
キョン「一体なんの話だ」
佐々木「いいんだ……いいんだよ」
キョン「いや佐々木、ちょ、まっ……」
佐々木「……もう少しこのままで居させてくれないかい?」
キョン「……あぁ」
763:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 15:31:12.76 ID:FUdqIVzd0
佐々木さん流石鋭い…
770:離:2009/10/24(土) 15:43:06.73 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ母「ねぇねぇ誰なの~?」むにむに
ハルヒ「あよあよあよ~」
ハルヒ「……ひぇっ!?」
ハルヒ母「あれ?」
ハルヒ「ぉ、おかあひゃん? か、かおはなひて」
ハルヒ母「あら、ごめんね?」
ハルヒ「……あれ?」もぐもぐ
ハルヒ母「どうしたの?」
ハルヒ「なんか……あたし寝てた?」もぐもぐ
ハルヒ母「起きてたけど……酢豚おいし?」
ハルヒ「え? う……うぇ、すっぱい」
ハルヒ母「んふふー、変なの~」
771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 15:44:01.05 ID:AwcoWZrZ0
ハルヒ母かわいいよハルヒ母
783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 17:07:41.24 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「あたし今日学校行ったっけ?」
ハルヒ母「行ってたわよ?」
ハルヒ「……変な夢見てた気がする」
ハルヒ母「ん?」
ハルヒ「キョンになってブラブラする夢」
ハルヒ母「ふぅ~ん」
ハルヒ「んー?何か良いことあった?」
ハルヒ母「別に?」
ハルヒ「顔緩んでるわよ?」
ハルヒ母「ママ今日不思議な体験しちゃったわ~」
ハルヒ「ずるい!」
784:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 17:09:58.76 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ母「ねぇハルヒ?」
ハルヒ「んー?」もぐもぐ
ハルヒ母「ママって呼んで?」
ハルヒ「や、やだ」
ハルヒ母「いいじゃない!」
ハルヒ「やだ」
ハルヒ母「むぅ……あ、キョン君ね」
ハルヒ「ふぷっ!?」
ハルヒ母「あら、にんじんが」
785:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 17:11:26.80 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「な、なんでいきなりキョンの話が出るのよ!」
ハルヒ母「酢豚好きかも」
ハルヒ「へ、へぇ~」
ハルヒ母「あら、ママ今まで間違った事言った事あるかしら?」
ハルヒ「……」
ハルヒ母「あ、キョン君にお弁当とかあげたりしないの?」
ハルヒ「だ、だからキョンはそういうのじゃ!!」
ハルヒ母「男は胃袋から握るのが」
ハルヒ「わ、わかったわよ!……わかってる!!」
789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 17:16:17.10 ID:bDOmDHfqO
キョン「もしもし、古泉くん?」
古泉『』
キョン「あたしなんかキョンの体になっちゃったんだけど」
古泉『』
キョン「何か知らない?」
古泉『あ、またドッキリですね? んふ、僕も流石に二度も同じ手をくらう訳には』
キョン「古泉くん、何言ってるのよ」
古泉『』
キョン「……ぷ、ぷはははははは!!」
古泉『うわー!うわー!!ビビりましたよ!もうやめて下さいよ!!』
796:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 17:26:03.46 ID:bDOmDHfqO
古泉『それで、何か問題はありませんか?』
キョン「ああ、何故かちょっと胸焼けがするくらいしか」
古泉『涼宮さんが夢の中だと思って甘いものでも大量に食べたんじゃないですか?』
キョン「なんとまあ、正直吐きそうだ」
古泉『んふ、涼宮さんも甘いもの好きな女の子の面を持っていたという事です』
キョン「わざわざ夢の中で食べるようなタイプか?」
古泉『女性は多かれ少なかれ常に美しく在りたいと思うものですよ……特に好意を抱いている人の前では、ね?』
キョン「流石イケメンはいう事が違うな、女の事が良くわかってる」
古泉『……フゥー、思いはいつも上手く伝わらないものですねぇ』
キョン「何キャラだ、それは」
古泉『とにかく、無事で何よりです』
キョン「ああ」
古泉『おやすみなさい』
キョン「おやすみ」
799:電池が危険だ:2009/10/24(土) 17:37:00.17 ID:bDOmDHfqO
古泉「……」prrr
古泉「……」prrr
古泉「……」prrr
古泉「……」prrr
ガチャ
森『……はい』
古泉「休暇中申し訳ありません」
森『なにか……ふわぁ……っふ……用?』
古泉「いえ、報告までに」
森『なあに?』
古泉「本日彼と涼宮さんの入れ替わり現象が確認されま」
ガタタッ
森『』
古泉「……森さん?」
ガチャ、プー、プー
古泉「森さん!?」
873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:26:27.86 ID:bDOmDHfqO
キョン「学校には来なかったんだ、いくらハルヒと言えどそんな大それた事はしまい……」
谷口「おーッス」
キョン「よう谷口」
谷口「昨日なんで休んだんだ?」
キョン「バカなお前にはわからんだろうがな、この世には風邪というものがあってだな」
谷口「おいおい冗談よせよキョン、お前が風邪をひいたって? ありえん、知ってるかキョン? バカは風邪を」
鶴屋「おっはよーぅキョンく~ん!」
キョン「おうふ!?」
谷口「つつつつ鶴屋さんがキョンなんぞにハグってるぅぅぅう!?!?」
874:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:27:36.98 ID:MUg65oJR0
谷口wwwwwwwwwww
876:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:27:54.36 ID:bDOmDHfqO
キョン「お、おおおちつけ谷口、ハグは欧米じゃ日常的挨拶でだな」
鶴屋「照れる事は無いっさ! キョンくんは大切なあたしの未来のお婿さんなんだからねっ!」
谷口「」
キョン「」
鶴屋「んはーっ! 今日もキョンくんいい匂いにょろ~」
キョン「今日もハイテンションですね」
鶴屋「もう限界バリバリっさ! なんてったって目標があと一年に縮んだんだからねっ!」
キョン「目標?」
鶴屋「そうにょろ! あと一年……いや一年以内には婚約指輪、いや籍を……えっへへへへ」
キョン「?」
877:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:29:09.01 ID:bDOmDHfqO
鶴屋「という事でキョンくんは首をなが~くして待ってるにょろ! お姉さんはめがっさにょろにょろな未来の為にちょーっと頑張ってくるからさっ!」
キョン「え?未来?」
鶴屋「そんじゃあね、キョンくん!」
キョン「はぁ……」
谷口「意味が……意味がわからん」
キョン「俺もだ」
谷口「うるさい死ね!」
キョン「なんだとこの野郎!! そんなもんこうだ!」
谷口「ぎゃー!」
883:書きだめ切れた:2009/10/24(土) 20:32:26.61 ID:bDOmDHfqO
鶴屋「キョンくん忘れ物だよっ」
谷口「のWA゛ー!?」ビクン
キョン「忘れ物? いや俺忘れ物は」
鶴屋「にひひっ」
キョン「」
谷口「WA……WA!……WA゛ー!!」
鶴屋「こ、今度こそじゃあねっ」
谷口「皆さぁぁぁん!! キョンがチュウされましたー!!キョンがチュウゥゥゥ!!」
キョン「ば、バカやめろよせ小学生かお前はっ!」
888:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:35:49.41 ID:bDOmDHfqO
キョン「あいつ何しやがった……」
キョン「ちす」ガラリ
国木田「おはようキョン、1日ぶりだね」
谷口「皆さぁぁぁん! キョンが朝あの鶴屋さんにちゅ」
キョン「えぇい黙らんか!」
谷口「うごっ」
国木田「え? なになに谷口、僕だけにこっそり教えてよ」
谷口「キョンがなー」コソコソ
キョン「やめんか国木田」
デッデケデケデデデ
キョン「ん、メールが…佐々木か」カチカチ
宛先:佐々木
件名:昨日の埋め合わせの件だけど
キョン「……埋め合わせ?」カチ
891:ご飯食べながらだからちょっと:2009/10/24(土) 20:41:35.61 ID:bDOmDHfqO
本文
良かったら週末家に来ない?
丁重におもてなしさせていただくよ
その後キョンに見て欲しいものがあるんだ
じっくりたっぷりね
キョン「……?」
キョン「……」カチカチ、prrr
佐々木『電話して良かったのかい?』
キョン「ああ、まだHRは始まらん」
『誰ですか?』
佐々木『幸いこっちも教師が遅れてるみたいだ』
キョン「それで埋め合わせってのは……」
『佐々木さん誰ですかー?』
『声男だし、佐々木さんのカレシじゃね!?』
『そうです、佐々木さんの彼氏です』
『ウッソ、マジ? こんにちはー』
『え?彼氏ってマジなの?』
『マジですよ、昨日の夜抱き合ってるの見ましたからね!』
900:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:48:37.70 ID:bDOmDHfqO
『なんで橘見てんだしwwwマジパネェwwwwww』
『よーし良い子だ橘ー!なでなでしてやろーぅ!』
『えへへー』
『え……佐々木さん待っ』
『昨日はまぐれなのです! ほんとにまぐ』
『……あ゛ー!ブッ、プー、プー
キョン「……」パタン
デッデケデケデデデ
キョン「……」パクン
宛名:佐々木
件名:
添付:
本文
週末は私と熱い一夜のアバンチュールをレッツトゥナイ!
キョン「」
デッデケデケデデデ
件名:さっきのは僕じゃない
添付:
本文
消去しておいてくれ
詳細は後日
キョン「……結局なんだったんだ?」
913:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 20:55:55.50 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「はよ」
キョン「おす」
ハルヒ「きょ、キョン?」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「どうかしら?」
キョン「何が?」
ハルヒ「……」
キョン「……?」
ハルヒ「……はぁ」グイッ
キョン「あ、ポニーテールやめちゃうのか?」
ハルヒ「!」
キョン「似合ってんのにな……」
ハルヒ「ほんと!?」
キョン「え!?あ、あぁ」
ハルヒ「ほんとにほんとね!?」
キョン「だからそうだって」
ハルヒ「~~~~っ!」
キョン「……なんだこいつ」
923:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:01:13.19 ID:bDOmDHfqO
国木田「ねえねえキョン、この前言ってたアルバム入れてきたよ」
キョン「おぉ、サンキューな」
国木田「一番最後が僕のオススメ」
キョン「ちょっと聴かせてもらう」
国木田「どうぞ、僕はトイレ行ってくるよ」
キョン「行ってらー」
キョン「……~♪」
ハルヒ「……!」
ハルヒ「キョン!!!!」
キョン「うおぉっ!?」
ハルヒ「あたしも聴く!!……たいんだけど……」
キョン「ああ、じゃあイヤホン片方、ほれ」
ハルヒ「……あ、あははは」
キョン「本格的におかしいなお前」
930:減速プリズン:2009/10/24(土) 21:04:39.87 ID:bDOmDHfqO
ハルヒ「キョン」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「……あ、あたしもキョンとメールとかしたい」
キョン「?、すればいいだろ」
ハルヒ「いつでも?」
キョン「ああ」
ハルヒ「……へへへ」
ハルヒ「あ!」
キョン「さっきからなんだ……」
ハルヒ「あと、あ、ああたしにももっと優しくしなさい」
キョン「こ、これ以上か!?」
ハルヒ「もっともっとするの!」
キョン「はいはい」
942:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:10:28.04 ID:bDOmDHfqO
谷口「あ゛ー!!キョンが今度は涼宮とイチャこいてるぞぉぉぉぉ!!!!」
キョン「やれやれ……ハルヒ、お前だけで聴いていいぞ、俺は後で」
ハルヒ「ダメ!」
キョン「……は?」
ハルヒ「……べ、別にいいじゃない?」
キョン「まあ、お前が良いなら」
谷口「」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、近くないか?」
ハルヒ「近くないわ」
キョン「そうか」
ハルヒ「……こ、こほん」
キョン「なあ、ハルヒ? やっぱりこれどう見ても近いっていうかむしろ密着」
ハルヒ「い、いいの!!」
948:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:16:23.40 ID:bDOmDHfqO
―――――
キョン「長門、いいぞ」
長門「……」
朝倉「ちょ、ちょっとまっ!」
朝倉「きゃぁぁぁぁあああ!!!!」
ボチャーン
朝倉「あーぁ……せっかく再構成されたのに……」
朝倉「長門さんも融通効かないなー……」
朝倉「ん……?」
朝倉「あれ!? こ、この臭いは!!」
朝倉「温!!泉!!っだー――!!!」
完
951:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:18:28.77 ID:bDOmDHfqO
糸冬
NHK
958:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:22:21.59 ID:MUg65oJR0
え・・・終わり?
975:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:41:06.91 ID:bDOmDHfqO
しょうがないじゃんしょうがないじゃん!
思ったより伸びちゃってたんだもん!
800くらいで終わると思ったんだもん!
977:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:41:58.80 ID:J1YSh0bC0
>>975
俺は面白かったぞ
982:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:43:40.40 ID:KO32B49B0
>>975
おつかれさま
988:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:46:41.57 ID:PQAFTmPO0
>>1超乙
989:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 21:47:32.08 ID:SIp4dN58i
鶴屋さんに萌えた
最高だった>>1乙
転載元
キョン「ハルヒになってる…?」
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