638:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 03:12:52.20 ID:bDOmDHfqO

ハルヒ「……つまんない」

ハルヒ「なんでキョンが……キョンの癖に」

ハルヒ「つまんないぃー!」

ハルヒ「おかあさん」

ハルヒ「……キョン」

ハルヒ「……目が覚めたらまずキョンにメールして」

ハルヒ「……夜は佐々木さんからのメールを妨害するためにメールして」

ハルヒ「家帰ろ」

ハルヒ「おかあさんのご飯が食べたいなー」



695:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 12:37:22.89 ID:bDOmDHfqO

佐々木「やあ」

ハルヒ「さ、佐々木……」

佐々木「こんばんわ」
ハルヒ「こんばんわって……う、うちの前で何してんだ?」

佐々木「何、ちょっと話したいことがあってね」

ハルヒ「あ、あぁ」
ハルヒ(昔馴染み女から夜遅くにお話、ね……どこまでも生意気だわ、キョンの癖に)

佐々木「……」

ハルヒ「……?」

佐々木「……キョン」

ハルヒ「え?」

佐々木「あ、いや……うん」

佐々木「君は本当にキョンなのかい?」
ハルヒ「……へ?」
佐々木「自分でも可笑しい事を言っているのは分かってるよ、そんな顔で見ないでくれ」

ハルヒ「う、うん」

佐々木「ましてや知己の顔を忘れている訳でもないさ、ただ今の君は僕にそう思わせる程違和感に溢れているという事さ……昼のあの短時間でそれに感じ得るくらいにね」
ハルヒ「う……」



700:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 12:47:54.79 ID:bDOmDHfqO

佐々木「しかし君がキョンなのは確かだ……それでも今の君からはどこか違った臭いがする」

ハルヒ「臭い!?」スンスン

佐々木「違うよ、そういう事じゃない、もっと感覚的なものさ……空気、というか雰囲気というか」

ハルヒ「そ、そうかな?」

佐々木「しかもその違和感さえ僕には覚えがある、どこかで確か……ダメだうまく思い出せない」

ハルヒ(……もしかしなくてもバレてる?)

佐々木「……こんな事言うのは自分でも恥ずかしいんだが、アレかい?」

佐々木「まさか宇宙から来た何らかの植物が君に成り代わってしまったとか……」

ハルヒ「ぅえ!?」

佐々木「あはは、冗談さ、この前そういう映画を見たんだ」

ハルヒ「な、なんだ」

佐々木「でも僕達、とりわけ君はそういう危険に晒される可能性があるのは確かじゃないか……立場上、ね」

ハルヒ(……?)