プロテインを飲んで鍛えながら痩せることで、リバウンドを防ぐことができます。
ダイエットでは、脂肪だけでなく筋肉もある程度は落ちてしまいます。体重が減るならかまわないと思われるかもしれませんが、筋肉が落ちると基礎代謝が低下し、エネルギーの消費が少ない体となってしまいます。
これは太りやすい体と言い換えることができ、せっかくダイエットしてもリバウンドしやすい状態になってしまいます。つまり、筋肉を維持しながら脂肪を落としていくのが理想的な痩せ方です。
そのためには筋トレで筋肉をつける必要がありますが、この筋肉の素となるのが「たんぱく質」です。たんぱく質を意識的に摂取することで筋肉の成長を促進できます。
プロテインダイエットの正しいはじめ方
プロテインと聞くと筋トレをした後に飲むものというイメージがあるかもしれません。しかし、ダイエット時に必要な栄養素であるたんぱく質を補給できるので、ぜひプロテインを飲むのをおすすめします。ここではプロテインの効果やダイエットでの効果的な飲み方についてまとめました。
リバウンドを防ぐことができるのは、ダイエットをする上で大切です。プロテインを飲むことで筋肉を維持でき脂肪を減らすことができるといいことづくめですね。
ホエイプロテイン
牛乳に含まれるたんぱく質であるホエイで作られており、水溶性であるため体内への吸収速度が最も速く、胃腸にもたれにくいプロテインです。
また、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、筋肉の修復を促すので筋肉を大きくしたい方に向いています。
他のプロテインと比較すると価格が少し高いため、たんぱく質の含有量を抑えたり、他のたんぱく質と混合になっているものもあります。
ホエイプロテインは筋肉を大きくしたい人向けのプロテインですね。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインと同じく牛乳を主成分とするのがカゼインプロテインです。この主成分であるカゼインは生乳を構成するタンパク質の約80%を占めています。
ホエイプロテインが水溶性で吸収が早いことに対し、カゼインプロテインは不溶性で固まりやすく、体への吸収速度がゆっくりであることが特徴です。
ホエイプロテインとほぼ同じ成分のカゼインプロテイン。ゆっくり吸収されるプロテインです。
ソイプロテインはカゼインプロテインと同じく、摂取してから吸収されるまでに時間がかかります。(だいたい摂取してから5-6時間)。腹持ちが良いので、ダイエット向きのプロテインと言えます。
ソイプロテインを摂取しながら、筋トレやウォーキングなど適度な運動を行うことで、脂肪を燃焼させながら筋力アップを目指すことができます。
ですからボディラインを整えながら動ける体を作ることが期待できます。
しかし、欠点として水に溶けにくいのでソイプロテインを水に溶かして飲む場合、違和感を感じる方が多いようです。
ソイプロテインとカゼインプロテインなどが配合されつつ、飲みやすく配合された商品を選ぶと、無理なく長く続けて飲むことができるのでおすすめです。
ダイエット向けのソイプロテイン。置き換えに一番よいプロテインですね。
プロテインダイエットのメリットとしては、食事量を減らすことで不足しがちなタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を補給できることです。これらの栄養素はエネルギー代謝にも関わっているため、不足すると代謝低下につながる可能性があります。
また、プロテインダイエットは、食事にプラスすると必要な栄養素が補給できるので、手軽に食事のバランスを整えることが期待できます。さらに満腹感を得やすいので、少し食事量を減らしてもストレスを感じにくく、継続しやすいというのもメリットとしてあげられます。
食事をプロテインに置き換えることでたんぱく質を補給しつつ、ダイエットに効果的であることがわかります。
1)自分の食生活を振り返り、脂質による摂取エネルギー量が多くなりやすい食材をプロテインに置き換える。
2)軽食や食事間隔が空く時間帯にプロテインを利用する
3)小腹がすいて甘いものを食べたくなる時にプロテインに置き換える
置き換えるタイミングに決まりはありません。自分にあったタイミングで取り入れましょう。
プロテインに置き換えるタイミングは無理のないタイミングにしましょう。
プロティンダイエットで使うプロテインを選ぶときは、たんぱく質の含有量が70%以上で、脂質が少ないものを選ぶようにしましょう。
プロテインにはさまざまな種類があるので選ぶのに悩むかもしれませんが、この2点に注意して選ぶとよいでしょう。
プロテインを選ぶポイントはたんぱく質の含有量と脂質。ダイエットを成功させるためにも含有量の多いプロテインを選びましょう。
何も考えずにプロテインだけ飲んでも痩せることはできません。
また、極端な置き換えは栄養不足になりかねないので、1日1食までが健康的。
基本は、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどバランスの良い食事を心がけることが大切です。
プロテインを過信することは禁物です。プロテイン以外の食事でもバランスの良い食事をとるようにしましょう。
どの食品にも共通していることですが、過剰摂取はNG!
プロテインを摂取したところ逆に太った! という話を聞いたことがあるかもしれません。運動をせずにプロテインのみ過剰に摂り続ければ、消費カロリーを摂取カロリーが大幅に上回り太ってしまうのは、自然なこと。きちんと目安の使用量を確認したうえで摂取するようにしましょう。1日に必要なプロテイン量は、運動をする人で自身の体重×1.2~2.0gが目安だと一般的にはいわれています。運動の強度や筋肉量によっても異なるので、説明書を読み、きちんと量をチェックした上で、飲むようにしましょう。
どの食事でもバランスが大切なようにプロテインも適切な量を守るようにしましょう。
たんぱく質は1度にたくさんの量を摂っても吸収されにくいので、1回10~20gを目安にし、1日3回程度飲むのが理想的です。10g×3回では1日30gしか摂取できないと思われるかもしれませんが、食事で栄養を摂り、不足分をプロテインで補うというスタイルが基本。また、プロテインを過度に摂り続けると肝臓に負担がかかるので、適正量を意識するようにしましょう。
多く摂っても吸収されず体にも負担がかかるということから、適切な量が必要です。ダイエットで体を壊しては意味がありませんので、気を付けるようにしましょう。
プロテインダイエットでは、運動は不可欠と言ってもよいでしょう。
たんぱく質は筋肉を作る成分ですが、筋肉を大きくするためにはやはり運動が必要となります。
置き換え法によるプロテイン摂取では、プロテイン自体のカロリーが低いため体重を落とすことは可能ですが、筋肉量が増えるわけではないので基礎代謝が上がりません。
このため、痩せやすい体質に変わっているわけではないのです。
リバウンドのないダイエットを目指すなら、プロテイン+運動がよいでしょう。
筋肉の元となるプロテインを摂取しながら運動をすることで、より効率的に筋肉量を増やすというのが本来のプロテインダイエットの目的となります。
プロテインはあくまで栄養補助食品なので、運動は必要です。ただし、激しい運動ではなく軽い運動で十分です。
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