ガン予防は日常生活が重要!がん予防のためのポイント5つ

ガン予防は遺伝も関係していると言われていますが、普段の生活次第でリスクを下げる事が出来ます。日常生活から出来る事を5つまとめましたので参考にしてみてください。

BANDOAGE さん

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①適度な運動を行う

国立がん研究センターの研究では、男女どちらにおいても、身体を使った活動量が多い人ほど、がんにかかるリスクが低下することが分かっています。

特に高齢者や、休日にスポーツを楽しむ機会が多い人ほど、はっきりとリスクの低下がみられたとのことです。

ちなみに部位別では、男性は大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、女性では胃がんにおいて特にリスクの低下が顕著でした。

激しい運動はNG

「激しい運動」は、逆にがんのリスクを高める恐れがあります。呼吸が乱れるような運動をすると、当然ながら取り込む酸素の量が増えますので、それだけ体内で活性酸素に変わる分も増えてしまうからです。

さらに、きつすぎる筋トレや長距離マラソンなどの運動は、精神的・身体的ストレスにつながり、免疫力の低下にもつながる可能性があります。

普段より少し動く事を意識するだけでも効果アリ

理想的なのは「1日1時間程度のウォーキングが、それに匹敵する、呼吸の乱れにくい運動」です。歩くだけなら、ゼイゼイ呼吸が上がるようなことはありません。

また特別な準備も必要ないため、気が向いた時にすぐ始められるのもメリットです。

また、家事や育児などで十分に体を動かせるなら、それに越したことはありません。たとえば掃除や布団の上げ下ろし、徒歩での買い物なども立派な身体活動になります。

②タバコを吸わない

喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因です。日本の研究では、がんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因だと考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因だと考えられています。

発がん物質の多くは、体内の酵素で活性化された後、DNAと結合をして、DNA複製の際に遺伝子の変異を引き起こします。こうした遺伝子の変異が、がん遺伝子、がん抑制遺伝子、DNA修復遺伝子などにいくつか蓄積することによって、細胞ががん化すると考えられています。

③お酒を飲みすぎない

アルコールとアセトアルデヒドには発癌(がん)性があり、このふたつの酵素の働きが弱い人が飲酒家になると口腔・咽頭・食道の発癌リスクが特に高くなります。口腔・咽頭・食道の癌は一人に複数発生する傾向がありますが、飲酒と喫煙とは相乗的に多発癌の危険性を高め、ALDH2の働きが弱い人でも多発癌が多くみられます。コップ1杯のビールで顔が赤くなる体質が現在または飲酒を始めた最初の1-2年にあった人では、約9割の確率でALDH2の働きが弱いタイプと判定されます。飲酒に加え喫煙と野菜果物の摂取不足も同部位の発癌リスクを高めます。

飲酒は、大腸がんをはじめとするがんのリスクとなります。そのため、普段飲まない人や飲めない人は、無理に飲まないようにしましょう。
 飲む場合には、節度ある適度な飲酒が大切です。日本酒なら1日1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度の量にとどめるようにしましょう。

④太りすぎず痩せすぎない

日本人はBMI21未満と30以上でがん発生リスクが高い

 国立がん研究センターの研究班による多目的コホート研究で、男女9万人を対象にし、約10年間追跡調査をし、がんの発生との関連を分析しました。
 【体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)】で算出される数値をBMI(体格指数)といいます。前述の多目的コホート研究の結果、男性では、BMI「23から24.9のグループ」と比較して、「21未満のやせているグループ」と「30以上の非常に太っているグループ」で、がん全体の発生リスクが高いことがわかりました。女性では、がん全体からみるとBMIとの関連はみられませんでした。

日本人に多い、やせすぎにも注意

がんを含め、生活習慣病のリスクとして肥満はよく知られ、肥満予防がすすめられていますが、この多目的コホート研究で特に問題になったのは、むしろやせていることでした。BMI21未満のやせグループでは、BMI23から24.9のグループに比べて、がんの発生リスクが14%高くなり、BMI19未満ではリスクが29%も高まるという結果でした。

⑤塩蔵食品や塩分の多い食事を控える

昔秋田県を調査したところ20g以上の塩分を1日で摂取しており、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などが多く発生していたそうです。またこの頃の秋田では胃がんの発生者数も多くいました。

そこで県をあげて改善に取り組み現在は半分ぐらいに減少し、塩分の摂取量が減少すると同時に潰瘍や胃がん者数も低下していったそうです。

秋田県は冬は寒く、漬物などの保存食をよく食べており、それが原因ではないかと考えられるそうです。またこのような同じ例が中国でも存在し、中国では以前までがんの発生率が高かったそうですが、冷蔵庫の普及でがんの発生数が低下したそうです。

細胞内のミネラルバランスが崩れるとがんのリスクが高まる

細胞の中、外ではこのナトリウムとカリウムのバランスが一定の数値で決まっていて、もしこの数値が一定以上になると心臓が止まってしまい、死に至るそうです。

細胞の内外側では、このようにナトリウムとカリウムのバランスがとられていて、このバランスが身体にとっては重要になります。

細胞外液の方で言えば、先ほどもお伝えしましたが、カリウムの値が6メックを超えると心臓は止まってしまいます。このバランスは生命を維持する上でも重要になるわけですが、よほどのことがない限りこのバランスは保たれます。

ただ、継続的な塩分過剰はこのミネラルバランスを崩す原因となり、このミネラルバランスが崩れることによって細胞の代謝異常などが起こり、発がんの促進となってしまいます。

ガン予防のまとめ

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