水溶性のビタミンというところが落とし穴なのです。そう、「葉酸」は水に溶けてしまいます。ホウレンソウを茹でて食べても、「葉酸」は茹で汁の中。これでは「葉酸」を摂取することができません。このように食べ物から「葉酸」を摂取するには調理法を工夫しないといけないのです。
葉酸とはビタミンB群の一種です。
代謝に関わりが深く、
タンパク質や核酸の合成に働いて
細胞の生産や再生を助け、
体の発育を促してくれます。
枝豆(80g) 141μg(0.14mg)
ホウレンソウ(2株 60g) 126μg(0.13mg)
アスパラガス(3本) 114μg(0.11mg)
ブロッコリー(2房) 105μg(0.1mg)
サラダ菜(2枚40g)28μg(0.03mg)
納豆 (中1パック、50g) 60μg(0.06mg)
甘栗 (大3個)44μg(0.04mg)
焼き海苔 (1袋5枚入り)38μg(0.04mg)
きな粉 (大さじ1杯7g)18μg(0.018mg)
いちご(中5粒)68μg(0.07mg)
※平成17年文部科学省「五訂増補日本食品標準成分表」より算出
葉酸はおこちゃまを授かる前から摂取して妊娠初期まで体に取り入れ続ける事が望まれている栄養素です。胎児の先天性奇形を予防する作用があります。
サプリから摂取する方法もありますが、ホウレン草や芽キャベツなどの野菜にも豊富にふくまれている栄養分なので、子どもを授かった初期の段階では意識的に、体に取り入れたいものです。
貧血にも様々な種類がありますが、葉酸が足りないために起こるのが「悪性貧血(巨赤芽球性貧血)」です。赤血球の生成に関わる葉酸やビタミンB12が不足すると、赤血球は巨赤芽球と呼ばれる不完全な状態で誕生します。
巨赤芽球によって血液の流れは滞り、酸素が全身にうまく運ばれなくなるため、めまいやふらつきなど貧血症状を引き起こします。
出典 http://www.yosan77.com/kiso2/
口の中にプツンとできるデキモノと言えばそう、口内炎です。口を閉じてても違和感がありますし、食事中などちょっとの刺激でも痛みが走る厄介なやつですよね。
口内炎は疲労がたまっている時や、免疫力が落ちている時のサインだと言われていますが、粘膜の健康に欠かせない葉酸含むビタミンB群不足も深く影響しています。
出典 http://www.yosan77.com/kiso2/
高齢化に伴い、わが国では認知症の発症率も年々高まってきています。認知症の原因は、加齢や遺伝、脳機能の低下など様々ありますが、ひとつに葉酸不足が考えられています。
葉酸には、神経細胞の再生を促したり、認知症リスクを高めるホモシステイン値の減少に効果があると言われているためです。
出典 http://www.yosan77.com/kiso2/
うつ病の患者さんの食生活を調査してみたところ、8割の方は葉酸が足りていない食事をとっていたと言いいます。葉酸には心を落ち着かせる効果がありますので、不足気味にある人はメンタルバランスが乱れやすくなります。
出典 http://www.yosan77.com/kiso2/
葉酸不足は、胎児の先天異常のひとつである神経管閉鎖障害をリスクを高めることが報告されています。葉酸には細胞分裂に関わる胎児にとって重要な成分です。もっとも細胞の成長が著しい妊娠初期に葉酸が不足することで、無脳症や二分脊椎などの先天異常が起こりやすくなります。
出典 http://www.yosan77.com/kiso2/
葉酸サプリは、2~4粒で妊婦さんに必要な1日400μgの葉酸がしっかりと摂取できるようになっています。つわりなどで食べ物を口にできないという方も多いと思いますが、そんな時、葉酸不足が心配になりますよね。
サプリはニオイもなく、飲みやすい形状になっていますので、つわりでお悩みの妊婦さんに嬉しい処方となっています。妊娠中にサプリってどうなの?と少し不安に思ってしまいますが、葉酸は厚生労働省からもサプリでの摂取が勧められていますので、その点は安心して大丈夫ですよ。
人間の体を作る栄養素の中でも葉酸はとても重要な働きをしています。
葉酸が足りないと、貧血のように立ちくらみが起こったり、口内炎になりやすくなります。葉酸は皮膚の粘膜を保護したり修復する役割もあるからです。
さらに妊娠中は葉酸を摂る事で胎児の先天性障害のリスクを減らせる事もわかってきています。
妊娠中などは特に食生活に気をつけている人も多いと思いますが、葉酸は野菜をたくさん取っていても、意外に自分が思っているほどは摂れていない場合があります。
葉酸は水溶性のビタミンなので、食べたものすべてが体に吸収される訳ではなく、2割ほどは汗や尿として排出されてしまうのです。
葉酸は熱に弱く、排出されやすいというので、定期的に摂取が必要な栄養素です。
血行アップに効果的なマカが配合された葉酸サプリを利用したり、漢方を併用することでさらに血行が良くなれば、女性ホルモンの分泌も高まり基礎体温も安定していきます。葉酸だけでなく、ビタミンEやビタミンB12が含まれている葉酸サプリであれば、より効果を感じる事ができますので無排卵を終わらせる為にも、成分のバランスにすぐれたものを選びましょう。
葉酸にはたくさんビタミンが含まれているので、女性の健康改善にもってこいの栄養素ですね。
なぜ、妊活や妊娠中に葉酸が必要なのでしょうか?
葉酸は、胎児の生育の中でも、脳や神経といった大切な器官に関わる栄養素だからです。葉酸は、DNAの合成を支える大切なビタミンの一種です。DNAは細胞の伝達情報をまとめるという重要な役割を担っています。胎児の脳や神経のベースが作られるのは、妊娠初期のおよそ3ヶ月ととても短い期間に集中しています。
「赤ちゃんの生育に必要なら、妊娠がわかってから頑張って摂取したんでいいんじゃない?」と思うかも知れませんが、とくに葉酸は妊娠がわかる以前に大切な栄養素です。だからこそ、妊活のためのサプリメントとして葉酸が注目されているという背景があります。
妊婦にとって大切な葉酸ですが、もっと正確に言えば、赤ちゃんが欲しいと思っている人みんなが意識して摂取したい栄養素。それが、葉酸といえるのです。
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