私が見に行きたいモザイク ギリシア編

私が個人的に今後見たいと思うモザイク(古代モザイク・ビザンチンモザイク)のまとめです。既に行ったところは外れているのでメジャーどころが無いことがあります。

KOMUGHIchan さん

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テッサロニキでビザンチン三昧

ギリシャの世界遺産「ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院」

オシオス・ルカス修道院
Monastery of Hosios Loukas

デルフィ近郊、ヘリコン山の西側斜面に位置するオシオス・ルカス修道院は、ダフニ修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院とともに登録された世界文化遺産。隠修士ルカス・ステリオティス(Loucas Stereiotis)によって10世紀半ばに創設された。連結する二つのビザンティン様式の聖堂があり、10世紀半ばに建てられたテオトコス(Theotocos)聖堂は、ビザンティン建築の傑作のひとつと言われている。また11世紀前半に建てられた主聖堂のカトリコン(Katholikon)は、聖バルバラに捧げられた地下聖堂の上に建てられており、内部は見事な大理石と金地のモザイク、フレスコ画で装飾されている。地下聖堂には聖ルカスの墓所がある。

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ダフニ修道院
Monastery of Dafni

5~6世紀に創建されたが、現存するビザンチン様式(4~15世紀半ば、東ローマ帝国で発展した建築様式)の建物は11世紀に再建されたもの。みどころは金がふんだんにあしらわれたモザイク画。主に本堂入口の前にある広間と丸天井に残る。丸天井にある16の窓の間には聖書を手にした16人の預言者が、真ん中にはキリストが描かれているが、1890年の地震によりオリジナルが損壊し、現存するのは修復されたものがほとんど。*2016年現在、修復中のため、修道院内部の見学はできないが修道院の敷地は訪れることができる。また訪れた際は修道院内部とモザイクについての10分間のビデオを見ることができる。団体で訪れる場合は要予約。

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ヒオス島のネア・モニ修道院
Monastery of Nea Moni of Chios

ネア・モニ修道院は、11世紀半ばに皇帝コンスタンティノス・モノマホス9世(Constantinos IX Monomachos)と皇妃ゾイ(Zoe)によって建設された。聖母マリアの啓示を受けた三人の隠修士によって皇帝即位の預言を伝えられた流刑中のモノマホスが、預言が実現したあと、聖母に捧げるために建てたと言われている。エーゲ海で最も裕福な修道院のひとつだったが、1822年のギリシャ独立戦争でのオスマン帝国による虐殺と破壊により衰退した。ビザンティン建築の傑作とされる聖堂と、11世紀に描かれた美しいモザイクやイコンは重要な文化財として、ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院とともに世界遺産に登録されている。

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ビザンチンモザイクその他

ビザンチン・クリスチャン博物館
聖像が描かれたイコンや壁画、モザイクなど、初期キリスト教時代からのビザンチン美術コレクションを展示。その数は25000点を超える。館内は各時代の教会内部を再現したもの。

アテネ

古代モザイク

古代オリンピック競技博物館

鉄道駅からメインストリートを真っすぐ南に向かうと、緑に囲まれた中に建つ古代オリンピック競技博物館に辿り着きます。

この博物館に入ってすぐのところには、遺跡の復元ミニチュア盤が置かれ、当時の神殿などの建物が再現されています。館内には、古代のスポーツ文化にまつわる出土品が展示されています。壺や絵皿に描かれているのは、レスリングやボクシング、走り幅跳び、円盤投げ、馬車レースなどの競技風景、さらには優勝者がその功績を称えられ手厚くもてなされる様子などなど。また彫像部門では修復された円盤投げの像やニケの女神像、胴体だけのヘラの彫像・・・。古代スポーツの場面を想像しながら展示を見ていると、ここでも当時にタイムスリップしてしまいそう。
古代オリンピックは、自由都市の男子だけが参加でき、競技を見学するのも男子しか許されていませんでした。さらには、不正防止などを理由に、全員が裸で参加するのがルールとされていたのです。だから女子は見ることが禁止されていたわけです。その様子は、写真のようなモザイク画にも残されています。

オリンピア

エゲの古代遺跡(現在名ヴェルギナ)
Archaeological Site of Aigai (modern name Vergina)

マケドニア王国の最初の首都エゲは、現在のギリシャ北部の町エルギナの近くにあり、19世紀に遺跡が発見された。都市国家からヘレニズムやローマ時代の帝国国家へと変容する時期を象徴する都市で、紀元前8~紀元前5世紀には、この地域で最も重要な都市とされ、今も残されている絵画の質の高さと歴史的な価値も特筆すべきものだ。アクロポリスの下にある、ドーリア様式の円柱に囲まれた広場の中心に立つ宮殿は、見事なモザイクの床、化粧漆喰、レリーフのタイルを施されている。エゲの名を最も高めているのは、ネクロポリス(死者の町)で、300以上の墳墓を持つ。古いものは紀元前11世紀にさかのぼる。紀元前6世紀~5世紀のマケドニア時代のものからは、豪華な埋葬品もみつかっている。アレクサンダー大王の父フィリップ2世の、重さ11kgにおよぶ金の納骨箱も発掘された。

ヴェルギナ

大邸宅跡群の奥にある大規模な貯水システムと古代劇場跡
アポロン神殿の南の方に広がるのは、古代の富豪の大邸宅が点在する一帯。石造りの土台に加えて、煉瓦を積み上げた壁の一部や、神殿のような柱が残っているのもあって、当時の生活を想像しながら、古代人になったつもりで歩くのも楽しくなってきます。

中でも、クレオパトラの家や、床のモザイク画と数本の石柱が残るディオニソスの家(写真がこのお家です)、また、イルカがデザインされた美しいモザイク画が床に残るドルフィンの家、仮面の家などが観光客の人気を集めています。

ディロス博物館内も必見
船の着く港から一番奥に見えるのが、ディロス博物館。たくさんの発掘品と共に、保護のため、ライオン像のオリジナルも展示されています。

地上階のみの、がらんとした建物の中に、ほとんど頭部や手足の先がない大理石製の彫刻の数々に頭部のみの彫刻、壺や皿、壁や床のモザイク画、大理石に施されたレリーフ、装飾品などなど、たくさんの発掘品が並べられています。

なお、この島にはトイレというものは、この博物館内のみ。見学も兼ねて利用しておくことをおすすめします。

デロス島

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