大邸宅跡群の奥にある大規模な貯水システムと古代劇場跡
アポロン神殿の南の方に広がるのは、古代の富豪の大邸宅が点在する一帯。石造りの土台に加えて、煉瓦を積み上げた壁の一部や、神殿のような柱が残っているのもあって、当時の生活を想像しながら、古代人になったつもりで歩くのも楽しくなってきます。

中でも、クレオパトラの家や、床のモザイク画と数本の石柱が残るディオニソスの家(写真がこのお家です)、また、イルカがデザインされた美しいモザイク画が床に残るドルフィンの家、仮面の家などが観光客の人気を集めています。

ディロス博物館内も必見
船の着く港から一番奥に見えるのが、ディロス博物館。たくさんの発掘品と共に、保護のため、ライオン像のオリジナルも展示されています。

地上階のみの、がらんとした建物の中に、ほとんど頭部や手足の先がない大理石製の彫刻の数々に頭部のみの彫刻、壺や皿、壁や床のモザイク画、大理石に施されたレリーフ、装飾品などなど、たくさんの発掘品が並べられています。

なお、この島にはトイレというものは、この博物館内のみ。見学も兼ねて利用しておくことをおすすめします。

デロス島