古代オリンピック競技博物館

鉄道駅からメインストリートを真っすぐ南に向かうと、緑に囲まれた中に建つ古代オリンピック競技博物館に辿り着きます。

この博物館に入ってすぐのところには、遺跡の復元ミニチュア盤が置かれ、当時の神殿などの建物が再現されています。館内には、古代のスポーツ文化にまつわる出土品が展示されています。壺や絵皿に描かれているのは、レスリングやボクシング、走り幅跳び、円盤投げ、馬車レースなどの競技風景、さらには優勝者がその功績を称えられ手厚くもてなされる様子などなど。また彫像部門では修復された円盤投げの像やニケの女神像、胴体だけのヘラの彫像・・・。古代スポーツの場面を想像しながら展示を見ていると、ここでも当時にタイムスリップしてしまいそう。
古代オリンピックは、自由都市の男子だけが参加でき、競技を見学するのも男子しか許されていませんでした。さらには、不正防止などを理由に、全員が裸で参加するのがルールとされていたのです。だから女子は見ることが禁止されていたわけです。その様子は、写真のようなモザイク画にも残されています。

オリンピア