スピルリナ（Spirulina）は、藍藻綱ユレモ目の幅 5-8μm、長さ 300-500μm ほどの「らせん形」をした濃緑色の単細胞微細藻類。約30億年前に出現した原核生物の仲間で、現在でも熱帯地方の湖に自生し、フラミンゴは大地溝帯に点在する強いアルカリ性の湖に育つ種のものを主食としている。

スピルリナは古来アフリカや中南米の湖に自生する熱帯性の藻類で、現地の人々の貴重な食糧源として利用されてきた。水温30-35℃の無機塩類濃度の高いアルカリ性（pH9-11）の水を好み、陸上植物と同じように酸素発生型光合成を行い増殖する。

スピルリナは

中東
アフリカ
南米
など、熱帯地方に自生しています。

スピルリナは、アミノ酸バランスに優れた良質なタンパク質を60%以上含んでいます。
タンパク質は、健康な体を維持するために不可欠な栄養素です。
筋肉などの組織を作るだけでなく、肝臓で行われるアルコール代謝や、解毒の際に働く「酵素」もタンパク質で出来ています。

スピルリナには、ダイエット効果があるとされています。
スピルリナに含まれる必須アミノ酸は、脂肪燃焼酵素である「リパーゼ」の働きを活性化させます。
そのため、肥満予防の効果が期待できます。

さらに、豊富な食物繊維は便通を改善するため、腸内の環境を整え、栄養素の吸収率を高めます。

体の中に入り込んだ微生物や、壊死した細胞の残りを取り除くマクロファージ機能が向上するフィコシアニンという栄養素が含まれています。

免疫力が上がる効果もあるので、アレルギーに対して強くなる効果が期待できます。

※動物実験によるデータで、スピルリナのヒトでの有効性について信頼できるデータはまた報告されていないようです。

1967年、エチオピアで開かれた国際会議においてスピルリナの栄養価の高さ、食用としての有用性が報告され、将来訪れるであろう食料危機を救うタンパク源として研究が行われるようになりました。

今では人工池でも大量培養されています。育てやすく加工もしやすいので、素晴らしい栄養価を持ちながら、比較的安価で手に入ります。

NASAでは宇宙食としての研究もされていますし、今後ますます健康食品としての価値が高まりそうです。

スピルリナは食品であるため基本的に副作用は無いと言われていますが、好転反応と言われる副作用のような症状が出る事があると言われています。

好転反応とは英語で「クレンジング・リアクション（浄化作用）」と言われ、「治療の過程で一時的に起こる身体反応の事」になります。

例えば、体内から毒素が排出される反動で便の色が変わる言った症状が好転反応にあたると言われています。

スピルリナは古来アフリカや中南米の湖に自生する熱帯性の藻類で、現地の人々の貴重な食糧源として利用されてきました。スピルリナは生命の本質であるたんぱく質含量が特異的に高く、構成するアミノ酸はバランスがよくとれています。また、1980年UNIDO（国連工業開発機関）が「スピルリナが優れた未来食になる」と発表しました。
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