独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2744 PV

30日後場の日経平均株価は前日比176円37銭高の1万4502円35銭と大幅反発。終値での1万4500円台は、22日(1万4713円25銭)以来、6営業日ぶりの高値水準となる。後場寄り付き直後は、戻り売りにやや伸び悩んだが、株価指数先物に比較的まとまった買い物が入ったこともあり、午後1時1分に1万4507円04銭(前日比181円06銭高)まで強含んだ。その後は、利益確定売りに上げ幅を縮める場面もあったが、終盤以降は根強い買いに支えられ、引き締まった。大引けには、TOPIXリバランスに伴うインデックス買いが流入したもようだ。

東証1部の出来高は34億8076万株。売買代金は2兆7213億円。騰落銘柄数は値上がり1067銘柄、値下がり598銘柄、変わらず89銘柄。

市場からは「日経平均は『マド』をあけて5日、25日の両移動平均線を回復し、良い形ではあるが、先物の需給に振らされている面が強く、実需主導とは一線を画す。当面は決算にらみの個別株物色が主体であり、レンジ内相場が続くとみている」(準大手証券)との声が聞かれた。

業種別では、海運大手3社の業績改善が伝えられ、郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>などの海運株が上昇し、値上がり率トップ。13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を上方修正した明治海運<9115、株価 - チャート>は一時ストップ高の場面があった。オリックス<8591、株価 - チャート>、日本取引所(JPX)<8697、株価 - チャート>などのその他金融株も堅調。大和証G<8601、株価 - チャート>、野村<8604、株価 - チャート>などの証券株や、MS&AD<8725、株価 - チャート>、NKSJHD<8630、株価 - チャート>などの保険株も高い。JT<2914、株価 - チャート>、サッポロHD<2501、株価 - チャート>などの食料品株も物色された。トヨタ<7203、株価 - チャート>、日野自<7205、株価 - チャート>などの自動車株も値を上げ、SUMCO<3436、株価 - チャート>、駒井ハルテク<5915、株価 - チャート>などの金属製品株も引き締まった。

個別では、13年9月中間期の連結業績予想を上方修正したTAC<4319、株価 - チャート>がストップ高。14年3月期の業績予想を上方修正し、年間配当増額のタダノ<6395、株価 - チャート>や、14年3月期の連結業績予想を上方修正したエクセディ<7278、株価 - チャート>も堅調に推移。野村証券が投資判断と目標株価を引き上げた日農薬<4997、株価 - チャート>も高い。

半面、14年3月期の連結経常利益を上方修正したが、市場コンセンサスに届かなかった新日鉄住金<5401、株価 - チャート>や、冶金工<5480、株価 - チャート>などの鉄鋼株が下落。国際帝石<1605、株価 - チャート>などの鉱業株や、JAL<9201、株価 - チャート>などの空運株もさえない。極洋<1301、株価 - チャート>、ホクト<1379、株価 - チャート>などの水産農林株も安い。個別では、14年6月期第1四半期(13年7-9月)の連結決算で営業利益72.7%減のアイスタイル<3660、株価 - チャート>や、13年12月期の連結業績予想を下方修正したMRO<3064、株価 - チャート>が軟調に推移。アイロムHD<2372、株価 - チャート>、日精線<5659、株価 - チャート>、アクリーティブ<8423、株価 - チャート>などの下げも目立ったなお、東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇した。

<5401> 日鉄住金 331 -9軟調。場中に決算を発表、その後は売りが優勢の展開となっている。上半期経常利益は1737億円で前年同期比8.9倍、従来計画の1500億円を上振れる着地となった。市場コンセンサスも上回ったと見られる。一方、通期予想は従来の3000億円から3400億円に上方修正、3700億円前後であった市場コンセンサスには届かなかった。サプライズは限定的ながら、目先の出尽くし感にもつながって手仕舞い売りが優勢。

日経平均は大幅反発。昨晩の欧米株高など外部環境の落ち着きが好感され、コア銘柄 を中心に買い優勢の展開となった。好業績観測報道が伝わった金融関連株などが強含 み、日経平均は14500円台を回復した。 大引けの日経平均は前日比176.37円高の14502.35円となった。東証1部の売買高は34 億8076万株、売買代金は2兆7213億円。業種別では、海運や金属製品、その他金融、 証券、輸送用機器、食料品、化学、精密機械、銀行などが堅調。一方、鉄鋼や空運、 鉱業などが軟調だった。 個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、野村<8604>など金融関連株が堅調。 また、好業績観測報道が伝わったソフトバンク<9984>もしっかり。その他、郵船 <9101>や商船三井<9104>など、海運株が見直し買い優勢となった。一方、決算発表を 受けて、ファナック<6954>が軟調。また、コマツ<6301>や任天堂<7974>なども売り優 勢となった。

フィリピン在住17年。元・フィリピン退職庁(PRA)ジャパンデスクで、現在は「退職者のためのなんでも相談所」を運営する志賀さんのマニラレポート。フィリピン経済の停滞に警鐘を鳴らすひとがいる。しかし、その根拠に海外出稼ぎ労働者たちからの海外送金は含まれているのか? そこにこそフィリピン経済の底力がある。


 このままではフィリピンのGDP(国内総生産)はベトナムに抜かれ、いずれはカンボジアにも抜かれるというひとがいる。戦後、東南アジアの雄であったフィリピン経済は、マルコスの腐敗政治にうつつを抜かしている間に、タイ、マレーシア、インドネシアの後塵を拝することになったが、まさかベトナムやカンボジアと比較されるようになるとは意外だった。。

 しかし、地方はまだしもマニラ首都圏、とくにマカティの建設ラッシュには目を見張るものがある。マカティだけでも20件程度の大型コンドミニアム建設プロジェクトが動いている。いったいこれだけのコンドミニアム・ユニットを誰が買うのか。まさに庶民の購買意欲が沸騰しているともいえる。

 ちなみにこれらのコンドミニアム・ユニットは25〜50平米と小型で、価格も200万〜500万ペソ(400万〜1000万円)と中間層が手が届く範囲に設定されている。一方、かつて盛んだった富裕層向けの大型コンドミニアム・ユニットは影を潜めている。

<5989> エイチワン 998 -44伸び悩む。後場取引時間中に中間決算を発表し、上期営業利益は前年同期比23.1%減の24.6億円と2桁減益となったことが嫌気されている。ほぼ従来予想水準であるものの、自動車販売の好調を追い風に自動車部品各社の好決算期待も高く、失望感が先行する格好に。なお、通期の営業利益見通しについては65億円から63億円へと小幅に修正している。

ジャンル別検索サービスを手掛けるソケッツ<3634、株価 - チャート>が急反落。一時290円安の1740円まで売られ、マザーズ市場で値下がり率上位となっている。29日引け後に発表した13年9月中間期(4-9月)の連結決算で、最終損益が赤字に転落し、売り圧力が強まった。

9月中間期決算は、売上高が11億3400万円(前年同期比7.3%減)、営業利益が3000万円(同71.4%減)となり、最終損益は1億5300万円の赤字(前年同期は6300万円の黒字)に転落した。メディア検索サービスや商品・作品おすすめ紹介サービスなどの関連サービスで、従来型携帯電話からスマートフォン(多機能携帯電話)、パソコンへのユーザーシフトが進んだ。一方で、特定のコンテンツサイト運用受託を予定通り終了したことで運用売上が減少し、全体で減収となった。一部の自社WEBサービスの終了及び一部の地域・放送関連などのソフトウェアについて、減損損失を計上。また、関係会社株式評価損を計上したことも響き、最終赤字となった。

14年3月期予想は、売上高25億円(前期と変わらず)、営業利益1億円(同54.4%減)、最終損益9500万円の赤字(前期は1億2600万円の黒字)を据え置いている。

午後2時時点の株価は280円安の1750円。

<2138> クルーズ 3575 -3704営業日続落で25日線を割り込み、10月15日以来の安値水準に。ガンホー<3765>のストップ安により、ソーシャルゲーム関連に連想売りが波及する格好に。急ピッチの下げによって一目均衡表では雲上限を大きく割り込んでおり、イレギュラー的な下げ方に。雲上限が3799円に位置しており、早い段階で切り返しをみせてくるかが注目される。

<8515> アイフル 465 -31後場から下げが目立つ。同社の他にもアコムやJトラストなど消費者金融株の下げが目立っている。本日、東京地裁による武富士訴訟の判決言渡の期日となっているもよう。詳細は不明ながら、思惑的な動きにつながっていると受け止める声が多いもようだ。また、金融庁による3メガ一斉検査報道なども警戒材料視。

資格取得支援事業を手掛けるTAC<4319、株価 - チャート>が、前日比80円高ストップ高の313円まで買われたあと、同値のカイ気配となっている。午後1時53分時点では、差し引き27万株超の買い物。29日引け後、13年9月中間期(4-9月)の連結業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。

公務員講座などが大きく伸び、売上高は当初予想の104億2400万円から111億100万円(前年同期比3.8%減)に、経常利益は7億7600万円から15億5700万円(同3.3倍)に増額した。当初は下期からの需要回復を見込んでいたが、公務員講座が同19.4%増となったほか、金融・不動産分野の宅建主任者・マンション管理士・FP講座なども堅調。財務・会計分野や経営・税務分野の落ち込みをカバーした。

14年3月期の業績予想は、売上高199億円(前期比5.2%減)、経常利益7億8500万円(同2.1倍)を据え置き。31日に予定する中間期決算発表時にも修正を行わず、しばらく動向を見極める方針。

<1871> PS三菱 531 +355営業日続伸で9月戻り高値に接近している。一目均衡表では雲上限に沿ったリバウンドを続けるなか、これを上放れる形状に。建設セクターの業績上方修正が相次ぐなか、思惑的な動きに。また、大阪府は30日、「南海トラフ」を震源域とする巨大地震による府内の人的被害の独自想定を公表。死者は最大13万3891人で内閣府想定の13.6倍に達した。老朽化したインフラ整備などの需要期待なども手掛かり。

<1811> 銭高組 298 +83日続伸で9月19日以来の300円を回復している。大引けでは東証・大証統合に伴う2回目のリバランスが実施される。さすがに2回目ともなると市場の関心はそれ程高まっておらず、意外と需給インパクトの影響が表れる可能性もありそうだ。

<9115> 明治海 490 +74一時ストップ高。後場に入って業績の上方修正を発表、その後急伸する展開になっている。上半期経常利益は従来予想の9億円から44億円に増額修正、修正幅の大きさにインパクトが強まる形へ。為替差益の計上が業績上振れの主因とみられる。ただ、第1四半期の段階で31.7億円を計上していたため、大幅な上方修正は想定内とも捉えられる状況ではある。なお、通期予想は従来の12億円から28億円に増額している。

<3632> グリー 861 +30ガンホーの急落を受けてゲーム関連が全般さえない中で、相対的に強い動きが目立っている。SMBC日興が投資判断を「3」から「2」に格上げしており、ショートカバーなども誘っているとみられる。SMBC日興では、セクター内における相対的な割高感が後退したこと、広告費や人件費の抑制で営業利益の減少に歯止めが掛ってきたとみられることなどを格上げの背景に。ちなみに、7-9月期営業利益は前四半期比で4%の増益を予想しているようだ。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765、株価 - チャート>が続急落。前日比1万5000円ストップ安の6万4700円まで売られ、同値のウリ気配となっている。午後1時時点では、差し引き10万株超の売り物。29日引け後、13年12月期第3四半期の連結決算を発表。四半期ベースでの減収減益決算を嫌気した。

第3四半期累計(1-9月)決算は、売上高1162億6100万円(前年同期比9.9倍)、営業利益685億1500万円(同28.5倍)。かつての主力だったオンラインゲーム事業は赤字だったものの、スマートフォン向けゲームを中心としたモバイルコンシューマ事業が引き続き好調。大ヒット中の「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」のほか、「ケリ姫スイーツ」や新作の「ディバインゲート」なども人気を集めている。ただ、四半期ベースの売上高は、第3四半期(7-9月)が416億円と第2四半期(4-6月)の437億円から減収となった。利益面では、第2四半期の営業利益が265億3800万円、純利益が158億5800万円だったのに対し、第3四半期の営業利益は233億6100万円、純利益は144億3800万円と四半期ベースで減益となっている。

同時に、12月31日を基準日(同日は株主名簿管理人の休業日のため実質的には12月30日)、14年1月1日を効力発生日として1株を100株に分割すると発表。また、14年1月1日付で1単元を100株とする単元株制度を採用するとした。分割と単元株制度の採用に伴う投資単位の実質的な変更はない。

JR東海<9022、株価 - チャート>が3日続伸し、一時270円高の1万2980円を付けている。29日引け後、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、材料視された。

通期予想で、売上高を1兆5980億円から1兆6210億円(前期比2.3%増)へ、営業利益を4270億円から4440億円(同4.2%増)へ、純利益を2220億円から2290億円(同14.5%増)に引き上げた。中間期までの好調な業績に加え、安全・安定輸送を確保しつつ、業務全般にわたるさらなる効率化・低コスト化を進めるとした。13年9月中間期(4-9月)決算での通期業績予想に対する進ちょく率は、営業利益で65.0%、純利益で69.7%となった。

中間期決算は、売上高8147億5900万円(前年同期比3.2%増)、営業利益2881億8200万円(同18.3%増)、純利益1595億8000万円(同39.7%増)だった。主力の運輸業において、ビジネス、観光ともに利用者が順調に推移し運輸収入が6017億円(同3.4%増)と堅調だった。

午後零時50分時点の株価は、前日比250円高の1万2960円。

<3660> アイスタイル 706 -93アイスタイル<3660>は、29日引け後に2014年6月期の第1四半期(7-9月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比12.4%増の16.65億円、営業利益は同72.7%減の0.49億円、経常利益は同73.1%減の0.48億円、純利益は同89.4%減の0.11億円となった。

今第1四半期は、プレミアム課金サービスの強化プロジェクトを開始したほか、サロン検索サイト「ispot」事業の見直し、2014年1月にサービス開始を予定している新サービス「ちぢまる」の開発などを実施した一方で、業務の効率化のため、分散していたオフィスを統一し、オフィス移転を行った。これらによる費用増のため今第1四半期は赤字を見込んでいたが、コスト削減努力や人材採用時期のズレにより、黒字転換で着地した。

通期業績は7月に発表した期初計画を据え置き、売上高が前期比16.7%増の74.78億円、営業利益が同20.5%減の5.87億円、経常利益が同20.2%減の5.69億円、純利益が同40.8%減の2.54億円と増収減益を予想している。今期は事業の転換点と位置づけており、引き続き事業改善や新規サービスへの積極的な投資を予定している。

同社は、国内最大の化粧品クチコミサイト「@cosme(アットコスメ)」を運営。同サイトは20~30代の女性を中心に圧倒的な知名度と信頼性を獲得している。収益の中心は化粧品メーカーからの広告出稿料である。2013年9月末の登録会員数は261万人。

<6430> ダイコク電 2125 +20パチンコ・パチスロホール向けシステムのダイコク電機<6430>は28日、11月14日から16日までマカオで行われるアジア最大級のカジノ関連展示会「第1回マカオゲームショー2013」内のジャパンパビリオンにブース出展すると発表。出展目的は、同社がトップシェアを誇るパチンコホール用コンピュータをはじめとした情報システム機器の技術力をアピールする。

ダイコク電機<6430>は、パチンコ・パチスロホール向けコンピューターシステム、およびパチンコメーカー向け電子部品の製造・販売を行う。ホールコンピュータで国内シェア40%とトップ。ホール向け情報提供サービス「DK-SIS」は業界のデファクトスタンダードとなっている。

前場の東京株式市場で日経平均は反発。取引時間中としては今月23日以来1週間ぶりに節目の1万4500円を回復した。上げ幅は一時200円を超えた。

前日の米国株市場でダウ工業株30種が約1カ月半ぶりに過去最高値を更新したほか、為替も円安に傾くなど外部環境が改善し、主力株中心に買いが入った。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が現状の金融緩和を維持するとの見方から、米国では経済指標がさえない中で株価が上昇する「金融相場」の色彩が強くなっている。東京市場でも海外年金から主力株への買いが入っているとの見方が出ていた。グローバル投資家のリスク選好度が高まった結果、株式へ資金流入だけでなく、懸念された円高も進まず日本株の支えになった。

市場では「海外勢の主力株買いに加え、新興株で利益を出した短期資金が東証1部市場にシフトしている。外部環境の改善で安心感が広がっているものの、1万4500円以上の水準では戻り待ちの売りも出やすい。ここから上値を試すには、市場のエネルギー拡大が求められる」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、JT<2914.T>が買われた。NHKは30日朝のニュースで、JTがたばこの生産態勢を縮小する方針を固めたと報じた。来年度末をめどに人員削減や国内4工場を閉鎖することが明らかになったとしている。合理化による収益力向上を期待する買い入った。半面、ファナック<6954.T>は軟調。29日発表した2014年3月期の連結営業利益予想が前年比20%減の1478億円だったことを嫌気している。

東証1部の騰落数は、値上がり1159銘柄に対し、値下がりが460銘柄、変わらずが135銘柄だった。

<4319> TAC 313 +80ストップ高。前日に発表した上半期の業績上方修正がポジティブなサプライズにつながっている。営業利益は従来予想の6.9億円から14.9億円、前年同期比3倍にまで増額修正。公務員講座や金融・不動産分野の想定以上の堅調推移などが背景になっている。第2四半期の収益水準は低下が想定されていただけに、インパクトは強まる状況のようだ。

30日前場の日経平均株価は前日比174円92銭高の1万4500円90銭と大幅反発。取引時間中での1万4500円台回復は23日(1万4799円28銭)以来、5日ぶりの高値水準となる。朝方は、29日の米国株高や円安を受け、買いが先行し、午前9時14分に1万4470円44銭(前日比144円46銭高)まで上昇。その後、売買交錯にもみ合い商状が続いたが、株価指数先物に比較的まとまった買い物が入ったのをきっかけに上げ幅を拡大。午前10時55分には、この日の高値となる1万4526円88銭(同200円90銭高)を付ける場面があった。引けにかけては、根強い買いに支えられ高値圏で推移した。

東証1部の出来高は14億8810万株。売買代金は1兆261億円。騰落銘柄数は値上がり1159銘柄、値下がり460銘柄、変わらず135銘柄。

市場からは「NYダウの最高値更新、ドル・円の1ドル=98円台回復で、いったん戻りを試す動きにある。ただ、日経平均1万4500円から上は戻り売りが多く、上値は重くなるとみている。売買代金が2兆円を超えてこないと上げ継続は難しいだろう。一方、米国株の短期的な高値警戒感も出てくるのではないか」(銀行系証券)との声が聞かれた。

業種別では、アコム<8572、株価 - チャート>、オリックス<8591、株価 - チャート>などのその他金融株が上昇し、値上がり率トップ。大和証G<8601、株価 - チャート>、松井証<8628、株価 - チャート>などの証券株も堅調。3メガ銀行の13年9月中間期の連結純利益は前年同期比7割増見通しとの報道を受け、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>などの銀行株も高い。MS&AD<8725、株価 - チャート>、NKSJHD<8630、株価 - チャート>などの保険株も物色された。トヨタ<7203、株価 - チャート>、日野自<7205、株価 - チャート>などの自動車株や、郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>などの海運株も値を上げた。13年9月中間期の連結営業利益は従来予想から改善すると報じられた大王紙<3880、株価 - チャート>や、北越紀州<3865、株価 - チャート>などのパルプ紙株も引き締まった。

個別では、13年9月中間期の連結業績予想を上方修正したTAC<4319、株価 - チャート>と大末建設<1814、株価 - チャート>が上昇。14年3月期の業績予想を上方修正し、年間配当増額のタダノ<6395、株価 - チャート>や、14年3月期の連結業績予想を上方修正したエクセディ<7278、株価 - チャート>も高い。野村証券が投資判断と目標株価を引き上げた日農薬<4997、株価 - チャート>も急反発した。

半面、個別では、13年12月期の連結業績予想を下方修正したMRO<3064、株価 - チャート>が大幅続落。14年6月期第1四半期(13年7-9月)の連結決算で営業利益72.7%減のアイスタイル<3660、株価 - チャート>や、13年9月中間期の連結決算で営業赤字80億円弱のアドバンテスト<6857、株価 - チャート>も下落。アイロムHD<2372、株価 - チャート>、ネオス<3627、株価 - チャート>などの下げも目立った。なお、東証業種別株価指数は33業種すべてが上昇した。

<6857> アドバンテス 1191 -76大幅続落。前日に上半期の決算を発表、大幅赤字決算を嫌気する動きになっている。

先に通期業績の下方修正は発表していたが、上半期の赤字額は想定以上との見方になっている。7-9月期営業赤字は47億円、4-6月期比較で14億円の損益悪化となっている。また、7-9月期の受注高は214億円で前四半期比46%減、会社計画を約150億円下回っているもよう。通期計画の下振れ懸念なども強まる状況のようだ。

日経平均は反発。174.92円高の14500.90円(出来高概算14億8000万株)で前場の取引 を終えた。29日の米国市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和が継続されるとの 思惑も広がり、終日堅調推移となった。シカゴ先物は大証比145円高の14485円だったこ ともあり、これにサヤ寄せする格好からのギャップ・アップで始まった。 その後はこう着感の強い展開がしばらく続く中、前引けにかけて強含む格好に。セク ターでは東証33業種全てが上昇しており、その他金融、証券、パルプ紙、海運、輸送用 機器、銀行、保険、食料品、金属製品、化学などが強い動き。東証1部の騰落銘柄は、 値上がり数が全体の6割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、業績観測 が報じられたソフトバンク<9984>が大幅に上昇。一方で、前日に決算を発表したファナ ック<6954>が大幅に下落。 決算を手掛かりとした物色が中心であり、これにインデックスに絡んだ売買によって 日経平均は堅調に推移している。今晩の米FOMCの結果を見極めたいとするムードもある が、量的緩和が継続されるとの見方がコンセンサスとなるなか、アク抜けにつながる可 能性。また、31日には日本銀行が政策委員会・金融政策決定会合を開く。ノーサプライ ズがコンセンサスだが、量的緩和政策の縮小が先送りされると想定されるなか、日銀会 合でのサプライズ的な追加緩和策が出される可能性もあるため、押し目買い意欲は強そ うである。 そのほか、大引けでは7月の東証・大証統合に伴う2回目のリバランスが実施される。 さすがに2回目ともなると市場の関心はそれ程高まっておらず、意外と需給インパクト の影響が表れる可能性もありそうだ。

株の難しさは銘柄選びにあるが、それ以上に重要なのが買いタイミングだ。どんなにいい銘柄でも高値掴みをしてしまったら意味がない。そこで、今回は高値掴みどころか、大底で買って大儲けが狙えるチャート術を教えよう。

10年チャートを見ることで

その銘柄の真の底値がわかる!

 「そろそろ底打ちすると思って買ったら底割れして……」というボヤキをよく耳にする。何となく株価が安くなったことで、値ごろ感から株を買ってしまう個人投資家にありがちな失敗だ。同じ轍を踏みたくなければ、長期チャートを振り返ってその銘柄の値動きを確認しよう。

 すべての銘柄で通用するわけではないが、10年程度のチャートを振り返ると、その銘柄の真の底値が確認できることがある。株のチャート分析に詳しいインベストラスト代表の福永博之さんは次のように話す。

 「例えば図の三菱重工の場合、チャートを見ればわかるように300円割れはこの銘柄の安値といっていいでしょう。この価格帯で拾えれば、毎回リターンを享受できています。買いのチャンスとしては、日経平均が暴落したときなどに一緒に連れ安したときになります」

 もちろん急な業績悪化などに注意は必要だが、この方法なら複雑な分析は不要で、過去の安値である買いゾーンまで下がるのをひたすら待てばOK。ただ長期チャートを眺めるだけで、買いのポイントがわかるのだ。

トーエネック<1946、株価 - チャート>が反発。一時前日比40円高の638円まで買われ、10月22日の年初来高値610円を更新した。

29日引け後に、14年3月期業績予想を上方修正し、連結営業利益予想を前期比58.2%増の58億円に引き上げた。従来予想は同18.2%減の30億円。13年9月中間期(4-9月)が計画を上回ったことに加え、太陽光発電関連工事をはじめ受注高が想定を大きく上回っている状況を踏まえた。一転して増益見込みとなる。

中間期連結営業利益は前年同期比5.6倍の37億2000万円となった。従来予想は同2.4倍の16億円だった。

大気社<1979、株価 - チャート>が続急落。一時前日比151円安の2266円まで売られている。東証1部値下がり率上位。

29日引け後に、13年9月中間期(4-9月)が計画を下回り、連結営業利益が前年同期比55.4%減の24億4000万円、純利益は同86.5%減の4億円になったもようだと発表した。従来予想は営業利益が同21.3%減の43億円、純利益は同8.6%減の27億円。手持ち工事の進ちょく率が想定を下回った。また、厚生年金基金の特例解散に伴う特別損失を計上した。

<2152> 幼児活動研究会 845 +35買い優勢。上期営業利益を2.5億円から3.2億円へ、最終利益を1.3億円から1.8億円へとそれぞれ上方修正したことが好材料視されている。正課体育指導契約件数、課外体育指導会員数が堅調に増加したほか、売上に対する変動費比率の低下などが背景に。

なお、通期計画については据え置きとなっている。

<2914> JT 3540 +115大幅に続伸。国内のたばこの売り上げが減っていることを受けて、たばこの生産態勢を縮小する方針を固めたと報じられている。来年度末をめどに、希望退職などによって本体の従業員のおよそ2割に当たる1600人を削減するとともに、国内の4つの工場を閉鎖することが明らかになったと伝えられている。

<7276> 小糸製 1827 -83下げ目立つ。昨日発表の決算内容がネガティブ視されている。上半期営業利益は163億円で前年同期比6.9%減益、第1四半期決算時に上方修正したレベルでの着地となっている。一方、通期予想は420億円から400億円に下方修正、自動車部品セクターは業績上振れ期待が高かっただけに、ネガティブなインパクトが強まっている。北米の生産性低下、中国での販売回復の遅延などが下振れの背景と見られている。

大末建設<1814、株価 - チャート>が大幅高に3日続伸。一時前日比27円高の157円まで買われ、9月17日の年初来高値146円を更新した。東証1部値上がり率上位。

29日引け後に、13年9月中間期(4-9月)業績が計画を上回り、連結純利益が従来予想の4500万円に対して2億7000万円(前年同期は7億3800万円の赤字)になったもようだと発表した。受注が順調に推移し工事が進ちょくしていることから売上高が計画を上回るほか、工事の利益の改善や一般管理費の削減も寄与した。

<6645> オムロン 3765 +155買い優勢。昨日の決算でポジティブなインパクトが強かった銘柄。上半期営業利益は308億円で前年同期比71%増益、従来予想の225億円を大幅に上回る着地となった。通期予想も580億円から650億円にまで上方修正へ。市場コンセンサスは上半期が260-270億円レベル、通期が630-640億円レベルであったとみられる。もともと好業績期待は高かった銘柄だが、制御機器事業の利益率改善などが想定以上に進む格好になっているようだ。