ホメオストレッチとは、筋肉にやさしく圧を加え解放することで、
脳疲労の要 = 「脳幹」をリラックスさせる もの。
不眠症や不安症、うつなどは脳の自我の領域に問題がある、とわかってきました。ならば、この自我の領域の血流を増やして神経細胞を活発化させれば、こうした問題を解決できるのではないか、と考えられるのです
1958年生まれ。医学博士。東京大学医学部卒。富士脳障害研究所、東大医学部付属病院、国立国際医療センター、シンシナティ大学分子生物学部留学を経て、2000年より都立駒込病院脳神経外科医長、2009年より同部長を務める。脳の覚醒下手術でトップクラスの実績を誇る。『どんどん脳を使う』『相性は脳で決まる』『人に向かわず天に向かえ』『逆境をプラスに変える 吉田松陰の究極脳』など、著書多数。
ヒトは、重力に抗って二本足で立ち、自由になった手を使うことで脳を発達させてきました。二足歩行を可能にしているのが、体幹筋(抗重力筋)です。この進化の原点に立ち戻り、体幹筋から脳にアプローチすることで、脳を活性化させて正常に戻し、ストレスにも強くなろうという、このホメオストレッチ。
両手を重ね、手のひら全体を相手の背中にそっと置き、2、3秒待つ。次に5秒ほどかけてゆっくり優しく圧をかけていき、4~7kgになったところで5秒停止。その後、ふわりと手を離す。肩、背中、腰上部の3箇所で、2回ずつ行う。4~7㎏の力加減は、一度、体重計を手で押して確かめてみるとわかります。
圧は4kgなので、お母さんのお腹の中にいる羊水の圧と同じ。
圧をかけ解放・・・を繰り返すことで、筋肉→神経伝達で脳幹を刺激。
やがて自然と深いリラックス状態になる。
ヨガや座禅を組むとこんな感じなのだろうな・・・という、深い睡眠状態。
終わると、まどろん~としたリラックス後、すっきり爽快!になります。
ホメオストレッチを受ける(行う)と、とても気持ちの良い気分になれます。これは脳内にベータ・エンドルフィンが分泌され、"脳幹部"のA10神経などが活性化されるものと考えています。ホメオストレッチを実践する人が疲労が少なく、疲労しても回復が早いのは生理学的リラクセーションによるものです。
出典 バランスセラピー学とは? バランスセラピーを構成する4つの要素 ストレスケアのパイオニアBTU|職場の人間関係、家族問題等を改善しながら、心と体を楽にでき、あなたの人生が変わるバランスセラピー学」
この方法で、不眠症や不安症、うつ状態など、脳の不調に大きな効果が認められたのです。なぜこのような効果があるのか、脳血流も調べられていて、主に血液が増加しているのは、自我に関わる領域だったのです
ホメオストレッチは受ける人だけでなく、やってあげる人もリラックスできるストレッチなのだそう。ぜひ、夫婦で、恋人同士で、友だち同士で、やってみて!
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