口を大きく開いたり閉じたりする
頬をふくらませる
顔をしかめたりゆるめたりする
口を左右に動かす
目を開いたり閉じたりする
パーキンソン病のリハビリに行われている体操とは
パーキンソン病の進行を抑え、自立生活を維持するためには、できるだけ症状早期にリハビリテーションを行うことが大切です。ここで、ポイントとなるリハビリ方法についてお伝えします。
体操を行う前に欠かせないのが、転倒や怪我を防ぐための環境整備。体操を行う際は、脱げやすいスリッパは避け、かかとのあるバレエシューズなどを履くのがベスト。転倒を招く障害物などを取り除き、十分なスペースをとるようにしてください。
顔の体操は座りながらでも可能。
口を大きく開いたり閉じたりするのは顔の筋肉を使うので良い運動になるでしょう。
いきなり体を動かすのが大変な人は、顔の体操から始めてみてはいかがでしょうか。
①四つばいになり、両ひざは楽に感じる程度に開く
おへそをのぞき込むように首、背中、
腰の順にゆっくりと丸くなる
呼吸は止めないように行なう
②天井を見るようにあご、首、背中、
腰の順にゆっくりと背中を反らす
③上記の①②ように行ってみて、楽と感じた方を7秒行って7秒脱力する
出典 首の体操 | ジョイリハ
首のゆがみがやがて全身のゆがみへとつながってしまいます。また、首の凝りは副交感神経の働きを邪魔してしまうもの。
疲労もたまってしまうので、なるべく多めにケアをするようにしてください。
四つんばいになって行うのが難しい場合は、座ったままで首を縦横ねじるだけでもOK。意識して動かすようにすることで筋肉を刺激して凝りをほぐします。
肩や腕、手や指の運動
両手を胸の前で合わせ腕を頭の上に向けてゆっくり上げる、手を背中の後ろで握り上げ下げする、など関節の柔軟性を高め動きやすくします。
肩や腕、手を使わないで生活しない人はいませんよね。意識して普段と違う方向に動かしてみたり体操をすることで刺激が加わります。
特にパーキンソン病を患っている人は体が硬直してしまいますので、なるべく肩や手を動かして血液を循環させていきましょう。
何気なくボヤーと動作を行ってしまうと動きの質や注意機能の低下につながることがあるので、歩くなら歩く、立つなら立つ、食べるなら食べるというふうにその動作に対して注意を高め、集中することで動きのパフォーマンスの向上が期待できると思います。
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