<為替> ユーロが対ドルで続落した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が前日にユーロ高に対して深刻な懸念を表明し、6月にも追加措置を取ることを示唆したことが引き続き材料視された。
ユーロ/ドル<EUR=>は0.67%安の1.3747ドルと、1カ月ぶりの安値をつけた。
ドルは円<JPY=>に対しては堅調で、0.12%高の101.77円となった。主要6通過に対するドル指数<.DXY>は1週間ぶりの高値をつけた。
<債券> 30年債が続落。前日不調に終わった入札が引き続き重しとなった。
30年債利回り<US30YT=RR>は23/32安、利回りは3.47%。同利回りは前週末、昨年6月19日以来の低水準となる3.34%をつけていた。
アクション・エコノミクスのマネジングディレクター、キム・ルパート氏は「やや利食い売りが出ている」と指摘。「30年債は年初来の高値水準にある。前日の入札の結果の余波も残っているのだろう」と述べた。
<株式> IBM<IBM.N>が買われたことでダウ工業株30種が終値として過去最高値を更新した。
IBMは0.6%高で終了。オンライン映像配信のネットフリックス<NFLX.O>などのモメンタム銘柄のほか、消費関連銘柄にも買いが入ったことで、相場は総じて上昇した。
ただアップル<AAPL.O>は0.4%下落。同社がヘッドフォンメーカーのビーツ・エレクトロニクスを32億ドルで買収すると伝わったことが嫌気された。一部アナリストの間では買収価格は高過ぎるとの見方が出ている。
<金先物> 高寄り後、ユーロ安・ドル高などに押され結局横ばい圏で終了した。中心限月の6月物は前日終値比0.10ドル安の1オンス=1287.60ドルで終了。週間では1.2%下落した。
<米原油先物> ドル高を背景に売られ続落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は前日終値比0.27ドル安の1バレル=99.99ドルで取引を終了。7月物は0.23ドル安の99.31ドルで引けた。
米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)の旗艦債券ファンド「トータル・リターン・ファンド(運用資産約2300億ドル)」は、4月に住宅ローン関連証券の保有比率を前月の23%から19%に引き下げた。
同社ウェブサイトに9日公表されたデータから明らかになった。
米政府関連証券の保有比率は41%と、高水準のエクスポージャーを維持した。
新興国の債券の保有比率は前月の6%から7%に上昇した。
米クレジット商品の保有率は12%と、前月の10%から上昇。短期金融市場へのエクスポージャーと純現金同等物の比率は5%と前月から変わらず。
PIMCOの運用総額は3月末時点で1兆9400億ドル。
<ロンドン株式市場> 石油プラントのペトロファク<PFC.L>の軟調な業績見通しを受けて、FT100種総合株価指数<.FTSE>が24.68ポイント(0.36%)安の6814.57と、前日につけた10週間ぶりの高値から反落して取引を終えた。
ペトロファクは15.2%安。統合エネルギーサービス部門の業績不振で2014年の純利益が最大11%減る可能性があるとしたことが嫌気された。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>は利益確定の売りが集中し4.8%の下落。IAGの株価はここ12カ月間で40%上昇しており、9日に発表した第1・四半期の決算も市場予想を上回った。
相場は全体的に圧迫されているが、FT100種は1999年12月に記録した史上最高値からは2%ほど低いだけで、近いうちに新たな史上最高値を記録する可能性もある。
<欧州株式市場> スペインの通信大手テレフォニカ<TEF.MC>の決算が期待外れだったことが嫌気され、前日につけた今年の最高値から反落して取引を終えた。
前日に一時、約6年ぶりとなる高値をつけたFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は、3.51ポイント(0.26%)安の1355.40で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.21ポイント(0.63%)安の3184.09。
テレフォニカは第1・四半期の純利益が23%減ったことで2.6%下落した。
英石油サービスのペトロファク<PFC.L>は15.2%下落。2014年の純利益の見通しを引き下げたことが売り材料となった。
マクラーレン証券のマネージング・ディレクター、テリー・トリソン氏は、欧州の株式相場について、「短期的には上値は重いだろうが、私は今年後半について強気だ。(欧州中央銀行の)ドラギ総裁はいずれか何らかの手を打つ」と述べ、景気刺激策の追加に期待を示した。
9日の欧州株式市場は、スペインの通信大手テレフォニカ<TEF.MC>の決算が期待外れだったことが嫌気され、前日につけた今年の最高値から反落して取引を終えた。
前日に一時、約6年ぶりとなる高値をつけたFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は、3.51ポイント(0.26%)安の1355.40で取引を終えた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.21ポイント(0.63%)安の3184.09。
テレフォニカは第1・四半期の純利益が23%減ったことで2.6%下落した。
英石油サービスのペトロファク<PFC.L>は15.2%下落。2014年の純利益の見通しを引き下げたことが売り材料となった。
マクラーレン証券のマネージング・ディレクター、テリー・トリソン氏は、欧州の株式相場について、「短期的には上値は重いだろうが、私は今年後半について強気だ。(欧州中央銀行の)ドラギ総裁はいずれか何らかの手を打つ」と述べ、景気刺激策の追加に期待を示した。
9日のロンドン株式市場は石油プラントのペトロファク<PFC.L>の軟調な業績見通しを受けて、FT100種総合株価指数<.FTSE>が24.68ポイント(0.36%)安の6814.57と、前日につけた10週間ぶりの高値から反落して取引を終えた。
ペトロファクは15.2%安。統合エネルギーサービス部門の業績不振で2014年の純利益が最大11%減る可能性があるとしたことが嫌気された。
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>は利益確定の売りが集中し4.8%の下落。IAGの株価はここ12カ月間で40%上昇しており、9日に発表した第1・四半期の決算も市場予想を上回った。
相場は全体的に圧迫されているが、FT100種は1999年12月に記録した史上最高値からは2%ほど低いだけで、近いうちに新たな史上最高値を記録する可能性もある。
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