米債券運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)の旗艦債券ファンド「トータル・リターン・ファンド(運用資産約2300億ドル)」は、4月に住宅ローン関連証券の保有比率を前月の23%から19%に引き下げた。
同社ウェブサイトに9日公表されたデータから明らかになった。
米政府関連証券の保有比率は41%と、高水準のエクスポージャーを維持した。
新興国の債券の保有比率は前月の6%から7%に上昇した。
米クレジット商品の保有率は12%と、前月の10%から上昇。短期金融市場へのエクスポージャーと純現金同等物の比率は5%と前月から変わらず。
PIMCOの運用総額は3月末時点で1兆9400億ドル。