9日のロンドン株式市場は石油プラントのペトロファク<PFC.L>の軟調な業績見通しを受けて、FT100種総合株価指数<.FTSE>が24.68ポイント(0.36%)安の6814.57と、前日につけた10週間ぶりの高値から反落して取引を終えた。

ペトロファクは15.2%安。統合エネルギーサービス部門の業績不振で2014年の純利益が最大11%減る可能性があるとしたことが嫌気された。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>は利益確定の売りが集中し4.8%の下落。IAGの株価はここ12カ月間で40%上昇しており、9日に発表した第1・四半期の決算も市場予想を上回った。

相場は全体的に圧迫されているが、FT100種は1999年12月に記録した史上最高値からは2%ほど低いだけで、近いうちに新たな史上最高値を記録する可能性もある。