想像を超えた宇宙のスケールを、身近な事に喩えてみる (宇宙を知ろうよ:初級)

宇宙のスケールは時として人間の想像をはるかに超える。
宇宙にあまり関心がなく、実生活であまりピンと来ない宇宙の現実・現象などを、身の回りの分かり易い事で喩えに置き換えてみます。

※全く宇宙のことを知らない人を対象にまとめるので、コアな方には確認作業でしか無いです

これであなたも宇宙の様々な事を友達に話聞かせてあげましょう。

フェトー さん

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1.とりあえず押さえておこう、星の種類

まずは我々が住む地球や、お隣の金星や火星、土星などの星を『惑星』と言います。
次に太陽系の中心に位置する太陽、ガス天体であり、自らのエネルギーを消費して光を放つ星を『恒星』と呼びます。

夜空を見上げて光り輝く「星」は、ほぼ全てがこの恒星です。


その他、準惑星、小惑星、彗星、惑星の中でもガス型や岩石型、恒星も同じように更に分類され呼び名は変わりますが、このまとめではとりあえず『恒星』と『惑星』を頭に入れましょう。

恒星(こうせい)は、自ら光を発し、その質量がもたらす重力による収縮に反する圧力を内部に持ち支える、ガス体の天体の総称である[1]。人類が住む地球から一番近い恒星は、太陽系唯一の恒星である太陽である[2]。

惑星(わくせい、ギリシア語: πλανήτης、ラテン語: planeta、英: planet)とは、恒星の周りを回る天体のうち、比較的低質量のものをいう。正確には、褐色矮星の理論的下限質量(木星質量の十数倍程度)よりも質量の低いものを指す。ただし太陽の周りを回る天体については、これに加えて後述の定義を満たすものだけが惑星である。英語 planet の語源はギリシア語のプラネテス(さまよう者、放浪者などの意。IPA: /planítis/ [1])。

2・まずは『太陽』の大きさを実感しよう!

ご覧の通り太陽はでかい、地球と木製や土星を比べた時点でも相当な衝撃があるが太陽は群を抜いてでかい事が見て解る。

だがこの興奮を宇宙の事に疎い友人に話をしても、あまりこの感情は伝わりにくい。
「直径で地球の109倍」としか言い様が無く、質量に至っては33万倍と言ったところで友人は「へぇ…」となる。

そこでその大きさと衝撃をいっぺんに伝える方法を教えよう。

1.まず、約2mmの鼻くそを手に取る。
 ※1mmの誤差も許されない
2.顔が太陽で、この鼻くそが地球だと言う。
3.鼻くそを再び鼻に戻す。

これにより、太陽と地球の大きさを比較出来ると同時に、”友人の鼻くそ”自体に衝撃的要素がある為、同時に衝撃をも与えることができる。
そして、鼻の中に容易に吸い込まれる様子が太陽に地球が飲み込まれるあっけなさまでをも伝える事が出来る。

3.太陽系は天の川銀河という銀河の中の一部

規模が「太陽系」から一つ大きくなると「銀河」となる。

夏になると夜空に筋状の星「天の川」を見ることが出来る。
「天の川」とは、この太陽系が属する天の川銀河の渦を、地球から縦に見上げた状態、つまりは自分たちの銀河にある星(恒星)を見ている。

※1光年は光が1年間で進む距離(光=秒速30万km)

4.天の川銀河にある数々の恒星の大きさ

先ほど実感した太陽の大きさも衝撃然ることながら、銀河まで規模を広めると太陽とは比べ物にならない程大きな恒星が数々存在する。
とりあえずは下の動画を見てみよう。

ご覧の通り、地球の大きさや太陽の大きさがもはやどれくらいなのか解らない程、最後の方の恒星はでかい。
実際には動画に無いがもっと大きい星も存在する。

夜空を見上げた時にこんなでかい星がある様には思えないだろうが、肉眼で見える地球ほどの大きさの金星の方が大きく見える様に、他の恒星は地球からの距離によって実際は太陽の数倍程の星も、遠く離れた太陽の数千倍の星と同じくらいに見えている。

この恒星の大きさを知った衝撃を身の回りの友人に伝えたいだろうが、中々身振り手振りでうまく伝える事が出来ない、悔しいだろう。

だが、太陽と地球の大きさ比較の応用で説明することが出来る。

東京タワーを背に、鼻くそ(2mm)を見せ
「顔が太陽、鼻くそが地球、東京タワーを想像で縦横同じ長さの円だと思ってくれ、それが銀河にある最大の恒星だ」と、言おう。

ただこれでは「衝撃」が地球と太陽比較と同じく鼻くそ頼りになってしまう為、弱い。


そう、弱い。弱いがそこはどうにかしてくれ。当方、ボケも見つからない。

5.銀河よりも大きいスケールとなると・・・

楕円形の恒星の様にも見えるが、この1つ1つが銀河だ。
銀河と言う事は、あの1つ1つが(3)で説明した様な2000~4000億もの恒星を抱える集団。

その銀河がこのように数え切れない程広がるのが、宇宙である。

この銀河の集まりを『銀河団』と言い、その銀河団の集まりを『超銀河団』と言う。
更に、超銀河団が寄せ集まると・・・・と、なっていくのだろうが、人間には俯瞰で見る事が出来ないスケールとなる。

以上、宇宙を知ろうよ(初級編)

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