水漏れはどこからでも起こる?修理はどうすればいい?

水漏れは水道の流れる配管があれば、どこででも起こる可能性があります。水漏れすれば、酷いと床まで浸水して水浸しとなり、大変な思いをするでしょう。できるだけ早く修理したいですが、自分で直せるのでしょうか?水漏れが発生したときの修理方法を解説します。

FC2USER392529UOK さん

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水漏れのリスク

家の蛇口から水が漏れれば、水道料金が高くなります。
しかし水漏れのリスクはそればかりではなく、部屋の環境を悪化させます。

■水道料金が高くなる

蛇口やトイレの脇からポタポタと滴る程度のわずかな漏水であっても、時間が経過するとかなりの水量となります。例えば太さ1ミリメートルくらいの水が漏水している場合、その状態で1ヶ月放置すると3立法メートルもの漏水量に達することがあります。
トイレの便器からの漏水では、1ヶ月漏水が続くと10~100立法メートルを超える漏水にまで及ぶことがあります。
少し位の漏水だからと放置していると、ある日水道代の明細を見てビックリ!という事態にもなりかねません。

■カビや悪臭が発生する

水漏れによって家が湿り気を帯びると、多湿を好むカビが発生しやすくなります。
カビは水漏れしている部位だけでなく天井や壁など至る所に発生するので、見た目が悪くなるのはもちろん、悪臭の原因やアレルギーのもとにもなります。
さらにカビが家の基礎部分に発生した場合、柱などが腐食するおそれがあります。基礎がだめになるとちょっとした地震でも家が傾いたり、倒壊したりする危険性があるので、たかがカビと軽視しないようにしましょう。

■地盤沈下のリスク

水漏れがまさか地面をへこませるほどの被害を起こすとは考えにくいかもしれませんが、実際に水漏れを放置したことが元で地面が下がってしまい、地盤沈下を起こすことがあるようです。
地面がへこむ原因は、地面の中に埋まっている水道管や給水管のパイプから水が漏れることで、その周辺に空洞を作ってしまうことです。

■家電製品を壊す

家電製品は水に弱いため、水漏れの被害を受けると故障の原因となります。
たとえば二世帯住宅では二階にも流しがあるケースが多いですが、そこから水漏れが発生した場合、階下にあるテレビや冷蔵庫などの家電に被害が及ぶ可能性があります。
特にパソコンなどの精密機器は湿気に弱く、高温多湿の環境下に置いていると故障の原因になることも。
しかも被害は家電だけにとどまらず、故障から来る漏電で火事に発展する可能性があるので注意が必要です。

■集合住宅なら損害賠償の危険もある

共用場所の配管が破裂して、その階の住人や階下の住人の部屋が水浸しになったなどのケースでは、賠償の責任があるのはアパートやマンションなどの管理会社や大家です。一方、部屋の住人が損害賠償をしなければならないケースもあります。たとえば、個人の部屋で使用していた洗濯機が故障しており、排水ができなかったことが原因で床を水浸しにし、階下の部屋の天井から水漏れが発生したなどのケースがあります。このような場合、賠償を行うのは部屋の住人です。

水漏れはパーツをチェックしよう!

水漏れが起きたら、まずその配管のパーツをチェックします。
どこから漏れているのか、場所を特定してください。

■蛇口のレバーをチェック

シングルレバー混合水栓の水漏れで、最も水漏れしやすいのが、この「レバーの下」だ。通常、レバーを持ち上げると水が出て下げると水が止まるが、レバーの下からの水漏れは、水を出している時に漏れるのが特徴。

■水道メーターをチェック

水道メーターを使って確認するときは、以下の手順で確認します。
①家中の蛇口が閉まっている事を確認してください。(誰も水道を使っていない状態)
②水道メーターをチェックします。場所は一戸建てですと、道路と建物の間の近くにあり、マンションですと、玄関外の横にあるかと思います。

③水道メーターのパイロットと呼ばれる箇所を確認します。(針ではなく、小さいプロペラが付いている箇所)
④パイロットが回転している状態は水を使用している状態を意味していますので、全ての蛇口を閉めたのに回転しているようでしたら水漏れしているということになります。

■配管の周辺をチェック

【1:トイレの水漏れを確認する】
世帯の水漏れは、トイレに原因があることが多くあります。
トイレの便器やタンクを確認しましょう。
【2:お風呂場の水漏れを確認する】
水漏れに気付きにくい場所として、お風呂場があります。
蛇口やシャワー付近を確認しましょう。

【3:キッチンの水漏れを確認する】
キッチンの蛇口周りやシンク下の水漏れは、意外と気づきにくいものです。
蛇口の根元や、シンク下の給水管まわりを確認しましょう。
【4:洗面台の水漏れを確認】
洗面台の水漏れは、キャビネット内の給水管で起きていることがあります。
蛇口まわりや洗面ボウルの下の給水管まわりを確認しましょう。

知っておきたい豆知識とは?

水漏れで被害があれば、保険に入っているとまかなえるかもしれません。
水漏れで水道料金が高くなれば、その分を免除してくれるケースがあります。

■指定給水装置工事事業者制度

指定給水装置工事事業者とは、水道事業者(神奈川県企業庁)から給水区域内において給水装置工事を適正に施行することができると認められ、その指定を受けた者をいいます。
水道法では、給水装置工事事業者の指定制度について、「給水装置が指定給水装置工事事業者の施行した工事に係るものであることを供給条件とすることができる」と定めています。このため、水道事業者の給水区域内において給水装置工事の事業を行おうとする場合は、水道事業者へ申請をし、指定を受けたうえで工事を行わなければなりません。

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