訳出された翻訳文は、それを読む人によって受け取り方に違いがあるので、翻訳者の意図する内容が読み手に伝わらない場合にそれが疑問となることは仕方のないことです。
その場合は翻訳をした翻訳会社(コーディネータ)に質問をすることになりますが、アフターフォローがしっかりしていない会社は対応が良くないことがあります。
質問をしても回答が返って来なかったり、お断りされてしまったり、別途料金を請求されることもあるかもしれません。
翻訳業者を選ぶ基準は?費用相場などについて
翻訳業者を活用するなら、正しい選び方を把握しておきましょう。今回は、翻訳業者の選び方や費用相場について紹介していきます。
翻訳会社が提示する納期が極端に短い場合は、翻訳品質を疑った方が良いかもしれません。
翻訳の一般的な目安として 英日翻訳なら「約1,500words/日」、日英翻訳なら「約2,500文字/日」程度が普通です。
これはどの翻訳会社でも大きく違うことはありません。
したがって極端に納期が短い場合は、翻訳を複数人で分けて作業したり、校正・校閲の工程を省いていること考えられます。
翻訳会社を選ぶ際のポイントとして、今までの翻訳実績を見ることが重要です。
翻訳会社によっては得意な領域があり、技術的な専門分野から医学的な分野、法律や公的文書など、それぞれ翻訳会社ごとに強みを持っています。
各翻訳会社の翻訳実績で取引先をチェックするのも重要な要素です。
技術的な内容にせよ、医療医的な内容にしても、官公庁や業界大手の会社と取引していることは翻訳会社の信頼性を確認することができます。
ビザ取得など公的書類は1文字1円
海外でビザ申請をするとき、状況によっては英語や現地の言葉で申請をしないといけない場合もあります。このようなときに頼りになるのが翻訳業者。スピード翻訳では、相場よりも安い1文字1円で対応をしてくれます。固有名詞の翻訳は意外と難しくセンス・技術が必要とされます。
出典 優良翻訳業者の厳選リスト
和訳の場合は全翻訳会社の約84%が15円以上、英訳の場合は全翻訳会社の88%が11円以上で、もっとも多い価格帯としては和訳が19~22円の28.7%、英訳は13~14円の24.2%となっています。
翻訳分野 英文和訳 和文英訳
特許明細書 26円 30円
コンピューターマニュアル 28円 20円
一般科学・工業技術 28円 21円
金融 30円 28円
経営管理・財務・契約書 30円 25円
医学・医療・薬学 35円 30円
翻訳料金の計算方法には、伝統的に出来高制が採用されています。一般に著述業界では400字詰め原稿用紙の枚数に単価を掛け合わせて原稿料を算出しますが、翻訳業界でも外国語から日本語に訳す場合は、同じ方法で計算します。
出来高制では、実際に訳文が完成するまで正確な翻訳料金がわからない、翻訳者の技量や文章嗜好によって訳文の量に差がある、などの不都合な面があります。そのため、紙文書に替わる電子文書時代の主流になりつつあるのが、原語で正確に料金を決める方法です。英文和訳の場合は英語の単語数で翻訳料金が決まります。
売値が安い翻訳になればなるほど、その翻訳に介在させることができる人数が少なくなります。複数人が介在すればそれでよいのか、という事もありますが、翻訳は1回の作業(一人の作業)では間違いなく品質が低いと
弊社は考えています。
(スペルミスや誤訳、訳漏れが発生しやすい)
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