なぜこんなにタトゥーは受け入れられないのか?

海外ではファッションとして一般的なのに日本では受け入れられないタトゥー。
温泉やプール、ジムなどでは立ち入り禁止になるほど。なぜ日本ではこれほどまでにタトゥーが受け入れられていないのでしょうか?

tkk99 さん

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海外ではアートとして受け入れられているのに、日本ではまだ忌み嫌われているタトゥー。実は、タトゥーは日本の歴史と深いかかわりがあるのです。

そもそも日本における入れ墨の歴史は、縄文・弥生時代から存在したとも言われており、「入れ墨」または「刺青(しせい)」と称され、神聖なものであった。

こんな昔から入れ墨が存在していたなんて想像できましたか?
しかも今の日本と違い、神聖なものだということに驚きですよね。

奈良時代頃には入れ墨は刑罰の一種となっていきます。江戸時代には罪人に対して罪として入れ墨を入れ、地域によってその入れ墨の内容も異なったようです。

当時の人たちは芸術的価値のあるボディアートのタトゥーの事を「文身」(ぶんしん)または「彫り物」と称して明確に区別していたのです。

江戸時代には「罰」としての入れ墨と、アートとしての「彫物」の区別がしっかりとあったのですね。現代の日本人はこの2つを混同しているのかもしれません。

その後、明治時代になると、近代国家体制を目指すべく、1872年の太政官令により入墨刑が廃止され、また装飾用途としても入れ墨を入れる行為が禁止されていきます(野蛮に映ったのでしょう)。

この法律は1948年に廃止され、現在入れ墨を規制する明文化された法令はありません。

このようにタトゥーの長い歴史のなかで、タトゥーと反社会勢力に関係があるのも、事実と言えるでしょう。では実際にどのような関係があるのでしょうか?

明治時代に入れ墨が禁止されて以降も暴力団においては入れ墨が廃れることはなく、むしろ組織への忠誠を示すために使われました。その結果、「入れ墨(刺青)=暴力団」というイメージができ、入れ墨があることで周囲を威圧することにつながったといえます。

江戸時代には、いつ命を落とすか解らない不安を紛らわすために、死後の平安のシンボルとして経文や仏陀などを刺青にするようになったという説もあります。暴力団員が刺青を入れる風習があるのもこのような経緯が関係しているのかもしれません。

暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律である“暴力団対策法”が1991年に公布されると、ヤクザは法的に“悪”の存在となっていく。 “粋の象徴”であった鮮やかな入れ墨は、現在となるまでに、“ヤクザの象徴”という固定観念だけが残ってしまった。

暴対法第24条に「少年に対する入れ墨の強要等の禁止」と明文化されていることからも、そのイメージが強いことがわかります。

眉やアイラインに色を入れる「アートメーク」の施術トラブルが多発したことを受けた通達で、「針に色素をつけて皮膚の表面に墨などの色素を入れる行為」は、医師がしなければ医師法違反にあたるとの見解が示された。それ以降、彫り師の立件もいくつかはあったが、いずれも暴力団関係者とのつながりが疑われるケースだった。

「タトゥーを彫ること」を規制する法令はありませんが、平成13年の厚生労働省の通達に関して、立件される場合があります。今まで立件されているものが暴力関係者のつながりが疑われるケースが多いことで、受け入れられない風潮が続いているのかもしれません。

困ったら隠す!

タトゥーを入れる際に困ってしまうことも多いと思います。例えば人目が気になったり、反社会勢力と勘違いされたりと、まだまだ日本ではタトゥーが入っていると生活しづらいものです。
困ったらタトゥーを隠しましょう。

刺青やタトゥーを消したいと当院に訪れるお客様が数多くいらっしゃいますが、タトゥー除去の治療は難しく、技術や経験を要する治療です。このページでは、刺青やタトゥーでお悩みのお客様に対して、私たちが提供している施術内容や料金、ダウンタイム、保証サービス等がご確認頂けます。

除去したい、と思ってもやはり治療は難しいようです。

日本では温泉、プール、パーティー、結婚式などタトゥー禁止な場所が多いです。
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この他にもファンデーションテープやスプレーなど、現在では様々な隠し方があります。

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