、「乳がんを意識したり不安になったりしたことがありますか?」の質問に対しては、65.1%の女性が「ある」と回答。年代別に見ると、20~24歳では57.3%、25~29歳では69.8%、30~34歳では77.5%、35~39歳では80.7%と、年齢が上がるにつれ、自分の健康状態を不安に思う人が多くなることがわかります。
乳がんは決して他人事ではない!効果が期待できる予防方法とは?
乳がんについて、どこか自分とは関係ないと思っている人はいませんか?
今や乳がんは他人事ではありません。
今回は乳がんの予防効果が期待できることについてまとめました。
健康維持のためにも、セルフチェックはぜひおこなっておきたいもの。月に一度おこなうだけでも早期発見につながるので、この機会にぜひやりかたを覚えて実践してください。チェックのタイミングは、月経が終わってから4~5日後がベスト。閉経後なら、毎月、日を決めておこないましょう。
乳がんの検診には、マンモグラフィやエコー(超音波)などが使われますが、一般的には、乳腺が発達している若いうちだと、マンモグラフィだと乳腺と腫瘍の両方ともが白くうつってしまうため、腫瘍を発見しづらいと言われています。反対に、乳腺の発達が落ち着いた40代以降なら、マンモグラフィのほうが、腫瘍や石灰化が確認しやすいんだとか。
乳がんの予防対策として野菜も効果的って知っていましたか?たくさん種類があるなかでもキャベツやブロッコリーといったアブラナ科の野菜は効果が期待ができるようで、国立がん研究センターや海外の大学の研究結果でも発表されているほどです。
野菜と乳がんの関係性や摂取すると得られる効果、食べ合わせによっても体内での働きはことなるので、知識をつけて効率的な食べ方をしましょう。
エストロゲンは、豆腐や納豆、みそ汁などに多く含まれる。これらの食品を多く食べると、乳がんが増えるという研究結果はない。むしろ、乳がんの発症が減ることが確かめられている。
n-3脂肪酸を多く摂っていた女性では、乳がんの発症率が14%低下していた。もっともリスクが低下したのはアジア女性であり、これはふだんの摂取量が欧米人に比べて多いためであろうとしている。1日のn-3脂肪酸の摂取量が0.1g増加するごとに、乳がんリスクは5%低下することも判明した。これは脂肪の多い魚を1週間に1~2食分食べることに相当する。
一般に推奨される1週間に150分の中程度から激しい運動、または75分の激しい運動に、週2、3回の筋力トレーニングを加えると、乳がん再発と死亡のリスク低下に役立つ可能性がある。
乳がん治療中または治療後に、元の体重の10%を超える体重が増加すると生存率が低下する可能性があるが、エビデンスは弱く、この結果は偶然の可能性がある(HR 1.17、95% CI 1.00 – 1.38)。
20,691人の女性が参加した大規模観察研究によると、乳がんの診断後も喫煙を続ける女性は、喫煙したことがない女性と比較して、乳がんによる死亡率が72%高くなる(HR 1.72、95% CI 1.13 – 2.60)。
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