実は、絶滅危惧種に認定されている大変貴重な植物で、江戸時代には門外不出の「神の草」として愛用されていました。
普段ではまず目にすることのないものですが、一部のお店ではお茶やサプリとして販売されています。
ヒュウガトウキ(日本山人参)についての基礎知識
近頃健康増進に驚異的効果を発揮するスーパー食材として、日本山人参通称ヒュウガトウキが注目されています。はたしてヒュウガトウキとはどのような食材なのか、基礎的な事をまとめてみました。
九州地方に古くから『神の草』として伝わる日本山人参 ( ヒュウガトウキ ) の『根』の部分は、平成14年に厚生労働省により漢方薬の原料として登録されており、その有効な成分は『葉』や『茎の』部分にも非常に多く含まれています。
ヒュウガトウキは九州のように温暖な地域で育つ亜熱帯植物です。
厚生労働省も認める優れた効果を持つスーパー食材でもあります。
九州にたちよった際には、本場ヒュガトウキを買って帰りたいところです。
ヒュウガトウキ(日本山人参)もイヌトウキ(日本山人参)もセリ科の植物で非常に似通ってはいます。
しかしイヌトウキ(日本山人参)はおもに和歌山や四国に自生しています。
それに対し、ヒュウガトウキ(日本山人参)は、宮崎、大分、熊本の県境に自生して生活環境も異なっています。
そして葉の形や色をはじめ成分などが異なっていることもわかったのです。
ヒュウガトウキとイヌトウキとは生育地、栄養成分もまったく違う品種である事が、研究の結果明らかになりました。類似品と間違えないように、ここはしっかり取らえておきたポイントです。
ヒュウガトウキは、高血圧に悩む方たちからも人気があります。その理由としてヒュウガトウキが持つ血圧降下作用が挙げられます。
高血圧は、アンジオテンシンIIの増加が原因で起こることがあるのですが、ヒュウガトウキには、それを防ぐ「アンジオテンシン変換酵素阻害物質」が含まれていることが証明されているのです。この阻害物質は、現在、病院で高血圧症の治療にも使われています。
ヒュウガトウキは免疫力を高めてくれる
効果があります。
ヒュウガトウキを定期的に消費することで
風邪を引きにくくなったり、
身体の調子が改善されて元気になります。
なかなか疲れが取れない人や
風邪をひきやすかったり、
体調を崩しやすい人は
ヒュウガトウキを試してみるといいでしょう。
採取した葉を水で洗い、陰干しにします。完全に乾燥したら、焙煎(フライパンなどで煎る)し、薬缶で煎じるか急須に淹れて、お茶として飲みます。抗ストレス・抗酸化作用に優れているといわれ、性機能の改善、肝臓病・糖尿病の予防に使われてきました。苦みが気になる方は、はちみつなどを入れて飲むと、疲労回復の相乗効果が期待できます。
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