ワキの下の臭いや足の臭い、後頭部のミドル脂臭など、体臭と一口で言っても、発生する場所や原因、臭いの特徴など、いくつかの種類があります。
体臭の種類は色々!症状に合わせてきちんと対策しよう
体臭があると気になってしまいますが、どう治せばいいか分からず悩んでいる人も多いのではないしょうか。
体臭を治すためには、原因にあった対策をとることが肝心。
今回は、体臭の種類やそれぞれの対策について解説します。
体から分泌された皮脂にはヘキサデセン酸という体臭成分(脂肪酸の1種)が含まれています。
頭皮は最も皮脂の分泌量が多い部分です。
このヘキサデセン酸を含んだ皮脂が酸化する時・分解される時に発生するノネナールが、臭いを誘発しています。
自分ではなかなか気付きにくいのですが、耳のニオイは意外と強烈なのです。ニオイの場所は耳のなか、耳の後ろ、耳たぶの後ろ(加齢臭)など。そのため、耳を中心とした部分には注意が必要です。耳垢(みみあか)がしっとり、ネバネバして気持ち悪いなんてこともあります。
鼻水が奥に溜まって膿が出てくると臭いが出るようになり、皮脂が酸化して毛穴につまることで臭いを発することもあります。
また、鼻だけでなく口の環境も影響してきます。
虫歯ができているために、虫歯菌が原因で鼻の奥に溜まって膿となることもあります。
口臭は、歯周病など治療が必要な疾患が原因となっている「病的口臭」、疾患を伴わない「生理的口臭」と、にんにくなどの匂いが強い食品を食べたときに発生する「食品由来口臭」の3つに分類されます。生理的口臭は、舌に付着している汚れや唾液中のたんぱく質が、口腔内の細菌によって分解される際に口臭成分を発生するために起こるもので、ほとんどの人に見受けられるものです。
ワキガの主な原因は、アポクリン腺から出る汗にあります。汗そのものは無臭なのですが、アポクリン腺の汗に含まれる脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどの成分が皮膚表面に存在する常在菌により分解されることで、鼻につく独特のにおいが発生するのです。これに皮脂が混ざり合うと、臭いはさらに強くなります。
汗は足の臭いに大きく関わっていますが、汗自体が臭っているわけではありません。
足の臭いは、足にいる常在菌が繁殖し、汗と一緒に流れ出た皮脂や古い角質を分解するときに発生します。
汗をかいている足に菌が加わるとことで、臭いを発するようになるのです。
ストレスが溜まった時に、体内で分解されないアンモニア成分が、汗と一緒に末端の足から分泌され、強いニオイを出すことをストレス臭といいます。
疲れている時やストレス環境下でかいた汗はより強くニオイます。
疲れをためず、適度な息抜きを心がけましょう。
「ミドル脂臭」は、30代半ば~50代半ばで最も強くなります。「ミドル脂臭」の原因成分は「ジアセチル」で、これは汗の中の乳酸が、皮膚上の常在細菌(ブドウ球菌)に代謝・分解されることによって発生します。「ジアセチル」と「皮脂臭(中鎖脂肪酸)」が混ざることで、不快な「ミドル脂臭」となります。後頭部・頭頂部・うなじを中心に発生し、使い古した油のようなニオイが特徴です。
出典 ミドル脂臭|マンダム
美しい髪を保つにはタンパク質が必要となります。
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