歯や歯茎が痛い、それって「歯ぎしり」が原因かも!歯ぎしりのセルフチェックと対策

朝起きると、歯や歯茎に違和感がある・・・そう感じた場合、もしかすると眠ている時、無意識に「歯ぎしり」をしているかもしれません。歯ぎしりを放っておくと大変なことになります。症状が酷いと、硬いものが噛めなくなったり、顎関節症になってしまうんです。そうならない為にも、事前に対策をしませんか?

Lodester7 さん

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まさか・・・自分が歯ぎしりしていたなんて!

朝起きたら、歯または歯茎が痛むと悩んでいませんか?

もしかすると、その原因は「歯ぎしり」かもしれません。

自分では気が付きにくい歯ぎしり。寝ている間に起こることが多いのですが、無意識のうちに歯やあごに負担をかけてしまっています。

虫歯でもないのに歯や顎が痛んだり、頭痛がしたりする方は要注意です。歯ぎしりや歯の食いしばりはひどい場合、顔の形まで変わってしまうことがあります。

なので、少しでも歯または歯茎に違和感を感じたら、すぐに歯医者さんに診察してもらいましょう。

歯ぎしりが与える歯へのダメージ

歯ぎしりをすると、どんなダメージがあるのでしょうか?

・歯根膜靭帯が伸びてしまい噛むときに痛みが出る
・歯を支えている骨が吸収して減ってしまい歯がグラグラしてくる
・力が集中している歯の周りの歯茎が撓んで特徴的な形に変化する
・歯茎が下がってしまう
・歯周病がある場合は、歯周病が重症化しやすくなる

歯ぎしりは「睡眠中のちょっとしたクセ」と軽く考えてしまいがちですが、歯ぎしりによる身体への負担は大きく、歯にかかる力はなんと自分の体重の数倍にもなるのだそう! 人は起きているときにはどんなに強く噛みしめても力が無意識的に制御されますが、寝ているときは制御機能が働かなくなるのだといいます。

歯ぎしりのセルフチェック

もしかして、歯ぎしりしてるかも・・・と気になった方は、早速セルフチェックしてみましょう!

自分で出来る歯ぎしりチェック10項目
1. 日中、集中している時に上下の歯を当てたり、歯を食いしばっていることがある
2. 朝起きた時に顎や頬の筋肉が張っている(こっている)ことがある
3. 頬や舌に歯を押し付けた跡が残っている
4. 歯ぎしりしていると近親者に言われたことがある
5. 歯がすり減って短くなってきている
6. 歯の根元が削れている
7. 下の歯の内側や上の歯の頬側、上顎の真ん中に骨のコブがある
8. 詰め物がよく取れたり、割れたりする
9. 知覚過敏の歯が多い
10. 歯に亀裂が多く見える

該当するチェック項目が多ければ、歯ぎしりをしている可能性が高くなります。

このなかでチェックがつく点や気になる点があれば、一度は歯ぎしりを疑ってみるべきかも。同居者がいれば聞いてみるといいですね。そうでなければ歯科医院で相談してみましょう。

歯ぎしりの原因とは?歯ぎしりの改善方法

歯ぎしりをしてしまうのは、ストレスと歯の噛み合わせが関係しています。

歯ぎしりの原因のほとんどはストレスだと言われています。
私たちは、寝ているとき無意識に歯を食いしばることで、不安や憂うつな気持ちを解消しているようです。
つまり、歯ぎしりをすることでストレスを解消しているのですが、
歯にダメージを与えるほどの過度な歯ぎしりは当然改善すべきです。

ストレスは心だけでなく、知らない間に歯に影響を及ぼすことがあります。イライラや不安を解消することで、歯ぎしりは解消することが可能です。しかし、ストレスを解消しても、歯ぎしりがする場合は、歯並びが関係しています。

歯ぎしりは歯並びのいい人でも発生しますが、実は噛み合わせが悪いと、それがはぎしりの原因になることがあります。噛み合わせが悪いと、歯の摩擦が大きくなります。それが原因で、寝ている間に歯ぎしりが発生することがあるのです。

歯ぎしりが起こるのは、歯並びや噛み合わせが関係しています。すぐに治すことはできませんが、「スプリント療法」という治療を行うことで改善できるのです。

歯ぎしりを予防したり、症状を改善したりする代表的な方法に、「スプリント療法」があります。これは睡眠時にマウスピースのような器具をはめて、上下の歯が直接当たらないようにする方法です。健康保険が適用されるので、歯ぎしりがひどい場合には歯科か口腔外科で相談してみるといいでしょう。

歯ぎしりの二次被害「顎関節症」にも注意

ただの歯ぎしりと思って、放置しても勝手に治ることはないです。それだけでなく、放置すると悪化して顎関節症になってしまいます。

歯ぎしりが原因で頭痛や肩こり、顎関節症などの病気を発症することがあります。

顎関節症になると、顎の関節がスムーズに動かなくなり、顎の痛みや口が開かないなどの症状が出ます。顎に強く力を入れる歯ぎしりが顎を傷めるのです。

また歯ぎしりをし続けることで顔の筋肉が発達しエラが張ったりと、美容の面でも悪影響を及ぼすことがあります。

「最近は20~30代の女性を中心に、顎関節症の患者が増えている」。ウエハマ歯科医院(茨城県土浦市)の上浜正院長は話す。若い女性の患者は男性の約2倍と多く、「女性は骨格や筋肉が弱く、顎関節症になりやすい」と指摘する。

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