ロングとショートって何だろう?<知っておきたいFX用語12>

FXではポジションの持ち方がロングとショートと2つあります。ロングは買うことで、ショートは売ることです。

prince kakashi さん

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ロングとショートとは

一説では、上昇トレンドはゆっくりと時間をかけて上っていき、下降トレンドは短い時間で一気に下がることが多いため、買った際は長く持ち(ロング)、売った際は短く持つ(ショート)ことから、ロング・ショートと呼ばれるようになったと言われています。

買いと売りを専門用語で呼んでいるだけですので、FXの仕組み自体は変わりません。
ロングであれば、安い時に買って高いところで決済をする。
ショートであれば、高い時に売って安いところで決済をすれば利益を得れます。

ほとんどの通貨ペアでは、ロングの際にスワップポイントが受け取れ、ショートの際にスワップポイントを支払わなければなりませんので覚えておきましょう。例えば、「米ドル円をロングしている」とあれば、米ドルを買って円を売っている状態のことです。

ロングとショート、最初は言い方に戸惑いがあるかもしれませんが、除々に慣れていきます。

ロングとは買い持ち、ショートとは売り持ちのことです。
ロングとは買いのポジションをとっている状態、ショートとは売りのポジションをとっている状態状態です。

そして米ドルと円の通貨ペアであれば必ずUSDJPY(ドル円)であり、JPYUSD(円ドル)と逆になることはありません。
日本人からすれば円が基準かもしれませんが世界では米ドルの方が基準となるからです。

この様に通貨ペアの最初に来る通貨の方が、基準になりますから、USDJPYの買いと言えば、ドルを買って円を売ると言う事で、USDJPYの売りと言えば、ドルを売って円を買うと言う事です。
ですからUSDJPYショートであればドルを売って円を買うポジションをとると言う事です。

片方を買ったとき、もう片一方は売ることに
片方を売ったときは、もう片一方は買うことになります。
米ドル/円をロングするということは、「米ドルを買って、円を売る」ことになります。
米ドル/円をショートするということは、「米ドルを売って、円を買う」ことになります。
例③)
「米ドル/円」ロング=米ドルロング/円ショート
「米ドル/円」ショート=米ドルショート/円ロング
「ユーロ/円」ロング=ユーロロング/円ショート
「ユーロ/円」ショート=ユーロショート/円ロング
「ユーロ/米ドル」ロング=ユーロロング/米ドルショート
「ユーロ/米ドル」ショート=ユーロショート/米ドルロング

ロングとショートの特徴

ロングとショートは特徴が違います。先述したとおり、ロングはゆっくりと時間をかけて上昇することが多く、ショートは一気に下がることが多いです。この特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。

重要な経済指標やニュースが発表されると、上昇・下降ともに、それぞれの特徴を持ってトレンドを作る場合が多いです。
ブレクジットの時や米大統領選挙の際もそうでした。米ドル円1つ見ても下がる時はすごい勢いで下がり続けます。昔から「上げ100日下げ3日」と言われますが、上昇・下降の動きのスピードはそう言われるほど違います。

普段のトレードの際もこれらの動きの違いはチャンスにもなりますが、特に下降の速さは大きなリスクにもなりますので十分気を付けましょう。

買いの場合、つまり上昇トレンドの傾向として、ジリジリ上げていくという特徴があるんです。
逆に、売りの場合、つまり下降トレンドの傾向として、一気に下げるという特徴があるんです。

例えば、一時間かけて30pips上げてきて、10分で20pips下げるとか。
つまり、
・上昇トレンドはジリジリ時間をある程度かけて上っていくのでロング
・下降トレンドは一気に下げるのでショート

ロング・ショート2つあるのはFXの特徴

買いのロングだけでなく、売りのショートもできるのはFXの特徴の1つです。
外貨預金や外貨MMFなどは、買うことから始めます。そのため、外貨高にならないと利益を得ることができません。株式投資も同様で買いから始まります。

しかし、FXの場合はショートでポジションを持てるため、円高・外貨安でも為替差益を得ることが可能です。売りから入るということに最初は戸惑う場合もありますが、「買い」だけでなく「売り」も選択肢が増えることでチャンスは2倍です。

下降トレンドの際はロングで保有しづらいですが、ショートがあることで大きな利益を得れるチャンスがあります。ロング時はスワップポイントが受け取れます。そのため、ショート時はスワップポイントを支払う場合が多いため、ロングでポジションを保有するトレーダーが多いですが、そういったトレーダーも、どのタイミングでショートを持つかが非常に重要です。

シンプルに上昇トレンドの際はロング、下降トレンドの際はショートでポジションを保有すれば勝てます。ポジションを持つタイミングも重要ですが、「ロング」「ショート」のどちらで保有するかも勝つためにとても重要です。よく考えてトレードするようにしましょう。

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