16日午後2時20分ごろ、千葉県栄町安食の県道で、近くに住む70歳代の男性の乗用車が中央線をはみ出し、前から来た軽乗用車と正面衝突。軽乗用車に乗っていた3歳くら…
戦後 ~ 1960年代 第一次交通戦争が始まる。
戦後の高度経済成長期に自動車保有率の上昇にともない、交通事故が増加。
1959年には年間交通事故死者数が1万人を突破する事態に。戦争でもないのに膨大な人数が犠牲となることから、「交通戦争(第一次交通戦争)」と比喩される事となる。
特に1970年は、年間1万6765人(1年以内死者数では約2万2千人)が死亡し、史上最悪の年となった。
1970年代は、警察や道路管理者などが交通安全対策に取り組み、シートベルトの普及等の自動車の安全性が向上したことや、道路整備等の交通環境の改善が進められたこと等で、事故率、死亡率が減少。事故件数、死者数ともいったん減少した。
交通事故死者数は、1979年には第一次交通戦争の開始から最も少ない8048人となり、交通事故発生件数も、1977年には第一次交通戦争の開始から最も少ない46万649件となった。
1980年代に入り、第一次交通戦争から始まった安全対策の普及により減少し続けていた交通事故率が下げ止まる。
しかし、その後2010年頃まで約30年間、事故率は約120~100(件/億台キロ)の範囲で横ばいとなってしまった。そのため、事故率は下がらないのに、自動車保有台数の増加していき、事故件数、死者数は増加し、1988年に再び死者数1万人を超え、「第二次交通戦争」とも言われる状況となった。
1990年代に自動車アセスメントが開始される。
これにより、エアバッグ、衝撃吸収ボディ、プリテンショナー(衝突時締付け)機能つきシートベルトなどといった車両側の安全装備が向上し、、2008年から歩行者の死者数を下回った。
また、飲酒運転等の危険運転が厳罰化され、死者数の減少に繋がった。
2010年頃から約30年間に渡り横ばいだった事故率が減少し始め、下げ止まる。
警察白書では致死率の下げ止まりの要因として、エアバッグ装着、シートベルト着用がほぼ全車に普及しきって頭打ちとなった事等を挙げている。
2016年上半期における交通事故死亡者数は1,827人で2006年上半期と比較すると全年齢層では約4割、高齢者では約2割と減少したが、高齢者人口当たり死者数は全年齢層と比べて依然高い水準となっている。(警察庁統計参照)
昨年暮れ、さいたま市で16歳の誕生日を2日後に控えた少女が、80歳の男が運転する車にはねられ死亡した。「ブレーキとアクセルを間違った」と男は供述。友人らは事故後…
事故の被害者はまず何をすべき?
まずは、事故現場において停車をし、自らにケガがないか、また、加害者側にケガ人がいないかを確認しましょう。そして、重傷を負った人がいる場合には、直ちに救急車を手配するなどして、救護措置を行ってください。
そして、交通量の多い場所での事故の場合、二次被害、三次被害を回避するためにも、車両を道路左側に寄せるなどの措置をとり、後続車両の誘導などの危険防止措置をとりましょう。
事故の被害者はまず何をすべき?
もし事故当初身体に痛みがなかったとしても、その後徐々に痛みが出たり、最悪死に至る重大な致命傷を負ってしまっていることもあるので事故後は速やかに医師の診察をうけることをおすすめします。
交通事故の加害者はまず何をすべき?
まずは、事故現場において停車をし、同乗者や被害者の状態を確認するべきです。そして、同乗者や被害者が負傷しているようであれば、速やかに救急車を手配するなどして、受傷者に対して救護措置を行ってください。
交通事故の加害者はまず何をすべき?
交通事故による「損害」にはどんなものがあるの?
交通事故による損害は、大きく分けると、傷害又は死亡による人的損害と、車両損傷等による物的損害の2つに分けられます。
人的損害の例としては、治療費、装具代、入院雑費、通院交通費、付添介護費、休業損害、逸失利益、慰謝料などがあります。
物的損害の例としては、車両の修理代、代車使用料、休車損害、着衣の損害などがあります。
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