フコイダンって何?体にいいの?注目の成分についてまとめました

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フコイダンって何だろう

「フコイダン」という成分は、健康を気にしている方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ここではフコイダンがどのような成分なのか、多く含まれている食材や効果などを説明していきます。

フコイダンの正体は、海藻類のぬるぬる!

「フコイダン」は、海藻の中でもコンブ、ワカメ(メカブ)、モズクといった褐藻類にのみ含まれる特有のヌメリ成分で、水溶性食物繊維の一種です。

海藻を触った時、ぬるっとしているのは、このフコイダンが理由なんです。

化学的には、硫酸化フコースを主とする高分子多糖類で、フコース以外に、ガラクトース、マンノース、キシロース、ウロン酸なども結合しています。「フコイダン」という名称は同一構造の物質につけられたのではなく、主成分がフコースである高分子多糖類の総称として使用されています。

フコイダンという単一の成分があるのではなく、
厳密にはあらゆる化学物質がくっついているもののこと。
フコースという成分を主成分とするものの総称が、フコイダンです。

フコイダンが発見された経緯

フコイダンは、1913年スウェーデンの学者H.Kylin博士によって発見されました。
沿岸地域では健康的な人々が多い傾向にあるので調査をしたのですが、海藻を採取している労働者の手が綺麗であることに目を付け、海藻には何か秘密があるのではないかと考えたと言われています。

スウェーデンの学者によって発見されたフコイダン。海藻を採取して暮らしている労働者の手や健康状態に着目したことから、フコイダンの発見に至ったそうです。

日本では、もっと古くからフコイダンが活躍していた?

また、日本では平安時代に書かれた「本草和名」にも海藻類の薬効について触れられております。

フコイダンを含む褐藻類についての記述を確認すると、「モズクはこぶや腫れ物を散ずる。アラメは婦人病を治す。コンブは13種の水腫を治す。黒焼きにすると梅干しと同じ効能があり、口、舌、歯牙の病を治す。水腫の病人にコンブと煮た鯉を食べさせると、小便の出が良くなり、病を治す」などと記載されております。

このように海藻には古来より薬理効果が確認されているものが多く存在しています。

日本では、なんと1000年以上前の平安時代から
フコイダンが活躍していたそうです。
このころから、海藻が持つ栄養が注目されていたのですね。

フコイダンの効果は?

海藻に含まれる成分だという事はわかったけれど、体にどんな効果があるの?
代表的な効果をまとめてみました。

①進行中のがんに効果がある?

私たち人間の身体は、60兆個の細胞で構成されています。 そして、その細胞は新陳代謝によって常に新しい細胞ができ、古い細胞が死んでいき入れ替わることにより60兆個が保たれている訳です。
正常な細胞は、一定期間を過ぎると自らが死を選んで死んでいくように遺伝子の情報の中に組み込まれています。 このように細胞が「自ら死を選んで自滅していく作用」のことを医学用語で「アポトーシス」と言います。

しかし、身体には死ななくなった細胞が増殖することがあります。 これが「がん細胞」なのです。がん細胞はほとんど死ぬことがなく、増え続けるのです。ですからがん細胞が「増殖・転移」し身体を侵していくのです。 と言うことは、がん細胞が正常細胞の同様「アポトーシス」つまり「自ら死を選んで消失」してくれれば、何ら怖がるに値しないものになります。
がん細胞を死に追い込む物質、それが「フコイダン」なのです。フコイダンでがん細胞が、自ら死を選んで自滅でいくと言う訳ですから、本来考えられない現象です。

フコイダンを摂ることで、がん細胞の自己死滅作用(アポトーシス)をもたらしてくれる効果が期待できます。

②体の免疫を強くする?

がん細胞は非常にタフな細胞である以上、非常に栄養を欲しがります。 がん患者さんが通常の食事をしておられてもやせ細っていくことがありますが、これは栄養をがん細胞にとられていると考えられます。

がん細胞が栄養を取り込む入り口が血管なのです。がん細胞はこうして自ら血管を作り、栄養を確保しようとします。
フコイダンは、がんによる新しい血管を作らせないという特性が報告されています。
結果的にがん細胞の内部に栄養が行かなくなり、兵糧攻めになり、内部から「壊死」していくということになります。

この3つの作用からもわかるとおり、フコイダン治療がさまざまな効果、効能をもたらしております。

非常に強いがん細胞は、その分、体にある栄養をどんどん奪っていきます。
血液に命令を下して、新しい栄養を獲得するのががんの作用です。
フコイダンは、がんによる新しい血液の生成を抑制する作用があり、がんを栄養不足にさせて
死滅させる効果があると報告されています。

フコイダンが最も多く含まれているのは?

ワカメ、コンブ、モズク…どの海藻もぬるぬるしていて、一見同じ量のフコイダンが含まれているように感じます。では、この中でもより多くのフコイダンが含まれているのはどの海藻なのでしょうか?

フコイダンが一番多く含まれているのはモズクだった

昆布やワカメと比較すると、約5倍のフコイダンがモズクから抽出されるそうです。モズクは、ビタミンやミネラルも多く含まれているので、健康な体を作る上で重要な役割を担ってくれますよ

ワカメやコンブなど他の海藻類に比べ、モズクに含まれるフコイダンの量は約5倍。
またモズクにはビタミンやミネラルなどの必須栄養素も含まれているので、
栄養バランスもばっちりです。

フコイダンを効率よくとるにはサプリメントが一番

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