トランス呼吸法でも感じること、まどろむこと、どうでもいいという一種の諦めというものが大事です。
呼吸法では特に息を吸って息を吐くという流れの中で、吐く時こそがとても重要です。
息をゆっくりとはぁ~と吐いていく時、うまくいく人はそのままずっと心地よく沈み込む感覚になると思います。
ずーっと沈んでいく心地よさ、それをそのまま味わえるようになると、もっと上の変性意識状態に入ることができます。
でもそううまくは行きません。
沈み込む感覚を必ず止めてしまうもう一人の己が出てくるからです。
これこそが自意識や防衛本能と言われるもう一人の己で、とにかく邪魔くさいやつです。
せっかくいい感じでいきそうなのに、どうしても堰き止めてしまうんですね。