ゆっくり呼吸は、インパクトはないですが、すーっと入っていく、落ちていくような感覚です。さらに進めていくと、迫力がある変性状態に変わってきたりして、宇宙遊泳状態、無重力状態のような感覚になったり、ずっと落ちていくような感じにもなりました。

ゆっくりの呼吸のコツは、自分なりにとにかく全身の力をぐったりさせて、「呼吸さん、どうにでも自分をしてくれ」と投げやりな、でもちゃんと呼吸に向き合うという二律背反的な感じでやるとよかったですね。
その思考がピタッとはまった時、すーっと変性意識に入ることができています。

もし手足に力が入っているなと思ったら、右手、左手、右足、左足と一つ一つ意識を向けて力を抜かせていきます。どうにも緩めることができない時は、逆に思いっきり力を入れて、一気に弛緩させましょう。落差で緩んでくると思います。

本質的に呼吸法で楽になってやろうとか、それでどうにかしようと思わない方がよかったような。
呼吸法の達人も、岩波先生もみんな口をそろえていっていますよね。