雑念を打ち消す努力がますます雑念を呼び起こすならば、その努力を放棄した方が早いです。
ここでちょっと「覚悟」というものが必要になります。
雑念(マイナス思考など)が嫌だから、なくしたい。だから努力しているのに、そんな不都合な状態を打ち消す努力を放棄するなんて、やっぱり嫌です!
だから「覚悟」が必要になります。
雑念があってもいいという状態を目指した方がやっぱりいいのです。苦痛をも自分は受け入れるという覚悟です。
その壁を突破した人が、更に次の高いグレードへと進むことができます。

雑念があっても、その気持ちでいると雑念にとらわれていない一瞬が必ず来ます。そのときは呼吸法が非常にスムーズに行きました。でも、雑念を受け入れてでもとにかく呼吸法を馬鹿になってやるからこそ、そういう瞬間に到達できるわけです。その瞬間が長くなればなるほど、呼吸法によって変性意識状態に入れていると言うことになるでしょう。その心地よさは、雑念や自意識をもどんどん減らしていってくれます。そうなると、苦痛であった雑念がない状態が一応到来します。

ちょっと遠回りだと感じるかもしれませんが、これが一番の近道です!