<3103> ユニチカ 46 -11 売り気配スタート。金融支援の要請を発表している。主力行に対して第三者割当増資 を実施、総額375億円を調達する。構造改革に伴う特別損失440億円を今期に計上する ことによって、約160億円の債務超過に陥るため、減資をしたうえで増資を実施する もよう。債務超過の回避、中期的な構造改革効果の表面化期待などよりも、既存株主 にとっての大幅な価値の希薄化懸念などが優勢になっている。 <6724> エプソン 3420 +190 続伸で年初来の高値を更新。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」 から「買い」に格上げ、目標株価は3230円から3660円に引き上げ。依然として業績の 持続性に対する懐疑的な見方は強く、バリュエーションは低位な水準に置かれている が、先進国における低価格IJPの出荷抑制や、新興国における事業モデルの再構築 は今期も続く見通しと。また、来期には消耗品の加速化の可能性もあると指摘。今期 以降の収益予想を10%強引き上げている。 <4042> 東ソー 473 +17 買い優勢。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価を 440円から570円に引き上げている。エチレンアミンの改善などで業績が予想以上に好 調であること、財務体質の改善が進んでいることを評価しているようだ。財務体質の 劇的な改善を背景に、これまで割安に放置されていたバリュエーション水準の訂正が 期待できるとしている。