プラスチック加工製品を手掛けるサンエー化研<4234、株価 - チャート>が16日、15年3月期の連結業績予想を発表した。

15年3月期業績は、売上高337億円(前期比2.0%増)、経常利益13億9000万円(同10.0%増)、純利益8億7000万円(同4.5%増)を予想。機能性材料セグメントでは、携帯情報端末の普及の中心が、先進国から中国ならびに新興国へと移行するなかで、低価格帯への製品シフトが進むと想定。収益低下が見込まれるものの、新たなニーズを製品開発につなげる見込み。また、軽包装材料および産業資材セグメントでは、円安の定着と原油価格の高止まりによるコストアップが懸念されるが、新規受注の獲得と徹底したコスト削減などで収益の拡大を図る方針。

14年3月期決算は、売上高330億2400万円(前期比3.2%増)、経常利益12億6300万円(同21.1%増)、純利益8億3200万円(同2.6倍)だった。

16日の株価は、前日比7円高の572円ザラバ引け。