三精テクノロジーズ<6357、株価 - チャート>は舞台機構、昇降機、遊戯機械の製作を展開。アミューズ空間のプロデュース、スカイタワー、ダークライド(大量搬送システム)、ジェットコースター、急流すべり、観覧車などの設計・製作・施工および修理・保守を軸に、舞台機構などにも注力している。

15年3月期予想の連結経常利益は前期比60.0%増の16億円と5期ぶりに増益に転じる見通し。

会社側は「端境期にあった長期の受注案件が売上計上の時期を迎え、遊戯機械、舞台機構の伸びが利益面に寄与してくる見通し。特に、特殊美術関係では、大口イベントや大規模コンサートなどの受注が好調に推移した前期の流れが今期も継続する見通し」(皆木啓幸常務執行役員)という。

前期に黒字転換を果たした米国子会社の伸びも利益を下支えする見通し。年14円配当は継続する。

バリュエーション(予想PER9倍台、PBR0.3倍台、予想配当利回り年3.2%台)面での割安さに着目すれば、買い直される可能性が高い。25日線と75日線の両移動平均線がゴールデンクロス(GC)を視野にとらえていることも支援材料。

16日の終値は、前日比1円安の432円。