第一三共<4568、株価 - チャート>が15日、15年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表した。
15年3月期業績は、売上収益9200億円(前期比17.7%減)、営業利益1200億円(同7.6%増)、純利益780億円(同28.0%増)を予想。国内では、認知症治療剤「メマリー」、抗かいよう剤「ネキシウム」、がん骨転移治療剤「ランマーク」など主力品が拡大し、薬価改定の影響を吸収し増収を見込む。利益面では、増収に加え欧米における販売管理費の減少や日本での経費全般の抑制などにより営業増益を想定する。前提となる為替レートは、1ドル=100円、1ユーロ=140円としている。ランバクシーグループの事業損益や、ランバクシー株式とサン・ファーマ株式の交換に伴う損益などについては、その計上方法、計上時期および金額が明確になった段階で公表するとした。
14年3月期決算は、売上収益1兆1182億4100万円(前期比12.4%増)、営業利益1155億5200万円(同13.0%増)、純利益609億4300万円(同4.8%減)だった。
15日の終値は、前日比変わらずの1708円。