日本写真印刷<7915、株価 - チャート>が反発し、一時199円高の1486円を付ける場面があった。前週末引け後に14年3月期連結決算と15年3月期業績予想を発表。前期は利益上ブレ着地に期末5円復配を決議、今期は営業大幅増益見通しに増配方針を示し、株価刺激材料となった。
14年3月期決算は、売上高が1109億2200万円(前期比24.0%増)、営業損益は19億3500万円の黒字(前期は67億8300万円の赤字)となった。従来予想に対し、売上高は未達となったが、ディバイス事業における静電容量方式タッチパネル(フォトリソ工法)の生産効率の改善などにより、営業利益では9億3500万円の上方修正となった。配当は3期ぶりに復配し、5円とした。
15年3月期業績は、売上高が1200億円(前期比8.2%増)、営業利益は50億円(同2.58倍)を見込む。配当は前期比5円引き上げて10円を予定。
同時に、日写印を株式交換完全親会社とし、エフアイエスを株式交換完全子会社とする金銭を対価とする株式交換を行うことも明らかにした。
12日の終値は、前週末比106円高の1393円。