高水準の信用買い残整理の動きなどが強まる状況にも。 <2726> パル 2204 +124 大幅続伸。ドイツ証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価 も2300円から2700円に引き上げている。商品の価格転嫁が想定以上に進んでおり、粗 利益率の底打ちによる利益率の改善が明確になってきたと指摘。業績予想の上方修正 に伴い、今2月期は3期振りの営業増益転換、来期には最高益の更新を予想としてい る。 <5938> LIXIL 2663 -47 決算発表後はいったん切り返す動きへ。前期営業利益実績は691億円で前期比37%増 益、従来計画700億円水準での着地となった。一方、今期営業利益は800億円で同16% 増益の見通し、ほぼ市場コンセンサス水準の予想となっている。2月の大雪被害の影 響なども懸念されていたため、想定通りの決算数値を受けて、目先の安心感へとつな がる格好のようだ。売り方の買い戻しなども先行とみられる。 <2749> JPHD 462 +6 しっかり。認可保育所を現在の約100箇所から17年度までに160箇所に増やすと報じら れている。政策支援なども背景に認可保育所の新設を加速化、あらためて今後の収益 拡大を期待する動きが優勢に。なお、政府が「50年後に人口1億人程度を維持する」 との中長期の国家目標を設けることが明らかになったとも手掛かり材料につながる。 <6963> ローム 5440 +20 続伸で年初来高値を更新。決算発表後は評価の動きが強まる状況となっている。一時 は今期業績見通しなどがネガティブ視される局面も見られたが、先週末の説明会など を通じて、業績見通しは保守的との見方が優勢になっていく状況へ。4月の売上高は 前年比で10%以上増加しているもよう。UBSでは目標株価を6000円から6500円に引 き上げている。