<4217> 日立化成 1525 +16 しっかり。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に 格上げ、目標株価も1550円から1800円に引き上げている。グローバルサプライヤーと しての地位を確立すべく、海外拠点へ積極的な投資を進めてきたが、今期からはこう した投資の回収期に入る可能性が高まってきたと判断しているようだ。大型投資は概 ね一段落、先行投資の果実を享受する期間は数年間続くと指摘へ。 <6809> TOA 1091 +77 買い優勢。先週末に発表の決算では、前期に続いて今期も2ケタの増収増益見通しと している。今期営業利益50億円は四季報予想の45億円なども上回るレベルとなってい る。順調な好業績を評価する動きに加えて、防犯カメラの特集記事が掲載されている ことで、関連銘柄の一角に関心が向かっていることなども支援材料につながる。 <7014> 名村造船所 922 +74 大幅高。先週末に業績予想、並びに増配を発表している。前期営業利益は180億円か ら223億円に上方修正、期末配当金も10円から20円に引き上げへ。既受注船の予想採 算の好転、新規受注船価の改善などが進んだ。EPSは230円レベルまで増大、前期 予想基準でのPER水準の割安感などが一段と強まる状況へ。 <2453> JBR 307 -80 ストップ安比例配分。第三者委員会の設置、並びに、第2四半期決算発表の延期を発 表している。連結子会社バイノスの売上計上に懸念を生じさせる事実がある旨の通知 を受け、その実態解明に努めているが、現在も調査が継続中のもよう。詳細は不明な がら、目先の不透明感を警戒視する動きが優勢となっているようだ。 <1518> 三井松島 138 -16 急落で年初来安値を更新。先週末に決算を発表、今期の営業赤字転落を嫌気する。前 期営業利益は18.9億円で前期比50.5%減益、今期は2億円の赤字に転落する予想。四 季報予想は24億円の黒字予想であった。燃料事業における石炭価格の下落や販売数量 の減少が響く格好に。