マークイットがこの日発表した4月のHSBC中国製造業購買担当者景況指数(PMI)改定値は4カ月連続で、成長と縮小の境目である50を下回った。中国経済の勢い減速が続いているかどうかについての疑問が増す結果だった。

連休から明けたホーチミン市場のVN指数<.VNI>は2.28%安の564.85と、終値ベースで4月21日以来の安値水準で引けた。株価の支援材料になるニュースに乏しい中で、悲観的な投資家が売りを出した。

一方、外国人投資家はこの日は買い手だった。買越額はクアラルンプール市場が1739万ドル、ジャカルタ市場は2650万ドル、マニラ市場は1213万ドルだった。

マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.35%高の6766.46で終了。コングロマリットのSMインベストメンツ・コーポレーション<SM.PS>が3.2%高と、PSEiの上昇を主導。不動産子会社SMプライム・ホールディングス<SMPH.PS>の1─3月期純利益が11%増だったことが好感された。

ジャカルタ市場の総合株価指数<.●●SE>は0.08%高の4842.50で終了。この日発表された1─3月のインドネシア経済成長率は4年超ぶりの低水準だった。

バンコク市場は祝日で休場だった。