<為替> ドルが主要通貨に対しおおむね下落した。ウクライナ情勢をめぐる懸念から米国債が買われ、利回りが一時3ヶ月ぶりの水準に低下したことがドル圧迫要因となった。

為替電子取引プラットフォームEBSで、ドル/円<JPY=EBS>は一時101.86円まで下落、4月17日以来の安値を更新した。前週2日につけた1カ月ぶり高値の103.025円から1円以上の下落となる。終盤の取引では0.04%安の102.150円。

<債券> 国債価格が下落した。4月の米供給管理協会(ISM)非製造業部門総合指数(NMI)が予想を上回る上昇となったことで売りが優勢になった。

ウクライナ情勢の緊迫を受け、朝方は質への逃避で債券価格が上昇する場面も見られた。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>は7/32安と5営業日ぶりに下落した。利回りは2.613%。

期間が短めの国債はほぼ変わらず。東京やロンドン市場が休場のため商いは閑散としていた。