<債券> 国債価格がこの日も下落した。米景気見通しの改善が重しとなり、米指標10年債、30年債利回りは約1週間ぶりの水準に上昇した。

米経済が安定した回復軌道をたどる中、米連邦準備理事会(FRB)は同日から2日間の日程で開催するFOMCで、緩和縮小の継続を決定すると見込まれている。また金利の道筋を説明するフォワードガイダンスについても変更しない公算が大きい。

日本市場が休日で休場だったため、商いは総じて低調だった。アナリストによると、日本の投資家は下げ基調で米国債を買う傾向がある。

ウクライナ懸念が和らいでいることも国債市場の重しとなった。

<株式> 上昇して終了した。製薬大手メルク<MRK.N>などが好決算を発表したことに加え、フェイスブック<FB.O>などの高成長株が反発したことで相場が押し上げられた。

メルクは3.6%高。四半期決算で特別項目を除く1株利益が市場予想を上回った。また英日用品のレキット・ベンキーザー・グループ<RB.L>は、メルクの市販医薬品部門の買収へ向けた協議に入っていることを認めた。

フェイスブックも3.6%上昇し、ナスダック指数の上げをけん引した。

米携帯電話3位のスプリント<S.N>は11.3%の急伸。四半期決算が予想通りの増収となった。