オムロン<6645、株価 - チャート>が続落、305円安の3575円まで売られ、3月20日に付けた年初来安値3730円を更新した。

UBS証券では24日付で、投資判断を「Buy」(買い)から「ニュートラル」(中立)に、目標株価を4600円から4000円にそれぞれ引き下げている。25日に14年3月期連結業績、15年3月期連結業績見通しを発表している。14年3月期第4四半期(1-3月)連結業績は、売上高が前年同期比18.1%増(第3四半期は20.8%増)、営業利益は同12.7%増(同78.1%増)に減速、同証券予想と比較して物足りなかった印象とコメント。15年3月期の会社側計画は、国内の消費税駆け込み反動減や中国など新興国の不透明感などにより慎重さもうかがえる内容としている。また、「決算説明会ではIABの成長率や利益率の目標が期待ほど高くないとの声が聞かれた」としており、同証券ではIABの成長構造の構築に注目したいとしている。

25日の終値は、前日比250円安の3630円。