STOXX欧州600指数ヘルスケア株<.SXDP>は2.9%高。米医薬品大手のファイザー<PFE.N>が同業の英大手アストラゼネカ<AZN.L>に買収案を提示したとの見方が広まったことや、英医薬品のグラクソ・スミスクライン<GSK.L>とスイス製薬最大手ノバルティス<NOVN.VX>が事業交換で合意したことが支援材料となった。

アストラゼネカは、ファイザーが600億ポンド(約1010億ドル)相当の買収案を提示したとの報道が材料視され、ロンドン市場で4.7%上昇した。

事業交換が明らかになったグラクソ・スミスクラインは5.2%、ノバルティスは2.3%それぞれ上昇した。

一方で、四半期決算の営業利益が市場予想より悪かった家電大手のフィリップス<PHG.AS>は、4.7%の下落となった。

<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが8年ぶりの水準近くに低下。翌23日に行われる国債入札へ備える動きとなった。

ポルトガルは10年国債入札で7億5000万ユーロ(10億4000万ドル)相当を調達する見通し。国債入札は約3年ぶりで、国際機関からの支援脱却を来月に控え、自力の資金調達に弾みをつけたい構え。