マリオン・ストックブローカーズの首席エコノミスト、アラン・マケード氏は、ギリシャが4年ぶりに債券市場に復帰した時のように、今回も底堅い引き合いが見られるのではないかと述べた。

ポルトガルの10年国債利回りは3ベーシスポイント(bp)低下し3.72%。前週には8年ぶりの低水準となる3.66%をつけていた。

他の周辺国債利回りも低下。ギリシャの10年債利回りは10bp低下し5.98%と、4年ぶり低水準に迫った。

一方、10年物の独連邦債利回りは3bp上昇し1.54%。

ウクライナ情勢への不透明感が根強い一方で、欧州中央銀行(ECB)がデフレ対策として資産買い入れを開始するのではないかとの憶測を背景に、リスク資産が買われているという。

クーレECB専務理事は、仏紙ルモンドが22日掲載したインタビューの中で、主要政策金利は現行の0.25%よりも引き下げられる余地があり、ユーロ高で低水準なインフレ率が維持される可能性があると指摘した。