一見、外観は街のどこにでもあるようなラーメン店に見えるが、店内にはいるとその広さと建物の高さに驚く。店内は木のテーブルとイスが並べられ、これらはすべて同店の手作りなのだそうだ。
話を伺ったのは女将の若松八重子さん。同店が誕生したのは今から13年前の2001(平成13)年のこと。店主は諸事情のため、現在は店に出ていないそうだ。
店主の実家は中華料理店を運営していたそうだが、以前から和食をやってみたかったという思いで、日本全国の武者修行の旅に出る。その後、うなぎ・とんかつ「若松」として和食店を経営していたが、実家で提供していた昔ながらのラーメンをもう一度やってみたかったため、ラーメンを復活させたそうだ。
店名は店主、女将、息子さんの家族3人で考案されたとのこと。豊作になるようにとの願いを込めるとともに、“味の”と付けることにより、和を意識したという。
同店の食材はすべて和風にこだわっているとのこと。ラーメンのスープの素材として鶏ガラ、豚の背ガラをベースとし、サバ、カツオ(厚削りと花ガツオ)、昆布、シイタケ、6種類の野菜を使用。