今週の米株式市場は、企業決算が相次いで発表される中、若干の下落だけでは終わらなそうだ。割高な銘柄は売り圧力にさらされており、決算への注目度は通常よりも高まるとみられる。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ヤコブセン氏は「今後の見通しに対して投資家の間では懐疑的な見方がある。第1・四半期の決算期に入り、持ち高の調整がみられるだろう」と述べた。

トムソン・ロイターのデータによると、米S&P総合500種指数<.SPX>採用企業の2014年第1・四半期決算は前年同期比0.9%の増益になる見通し。1月1日時点の予想は6.5%の増益だった。

今週は54社が決算発表を予定。先週は29社だった。