<株式> ロンドン株式市場は反発して引けた。テクニカルな要因が支援したほか、住宅建設株が買われ上昇を主導した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は44.92ポイント(0.68%)高の6635.61。

同指数は過去2日に1.6%下落しているものの、テクニカルチャートでは引き続き上昇トレンドが示唆されているほか、世界経済回復への期待を背景に、押し目買いの場面では買い意欲が依然衰えていない。

住宅建設のバラット・デベロップメンツ<BDEV.L>は3.9%高。テイラー・ウィンペイ<TW.L>は3.7%、ボビス・ホーム<BVS.L>は1.8%それぞれ値を上げた。

住宅建設株は英中銀の早期利上げ観測などを背景にこのところ軟調な展開となっていたが、この日はドイツ銀行が同3銘柄を推奨したことが追い風となった。

欧州株式市場は反発。自動車株の上昇が主導した。ただ、欧州企業の決算シーズンを控え、株価が短期的に伸び悩む可能性もあるとの警戒感も出ている。