FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.84ポイント(0.36%)高の1338.12。前営業日は約1週間ぶりの安値をつけていた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.13ポイント(0.16%)高の3182.79。

STOXX欧州600自動車・部品株<.SXAP>の上昇が目立ち、1.5%高。証券会社バースティンの投資判断引き上げを追い風にフォルクスワーゲン(VW)<VOWG.DE>やポルシェ<PSHG_p.DE>が上昇し、全体を押し上げた。

FTSEユーロファースト300種は年初から約2%上昇しているものの、アナリストの間からは、一段の株価押し上げには、第2・四半期の欧州企業の決算が堅調な内容となることが必要との声が聞かれた。

<ユーロ圏債券> 翌日にギリシャ5年債の発行を控え、同国の10年債利回りが2010年初旬以来初めて6%を下回った。

ユーロ圏債務危機のなか国際支援を受けたギリシャは、2010年3月以来4年ぶりに市場に復帰する。トムソン・ロイター傘下のIFRによると、投資家から寄せられている関心は110億ユーロ。

ギリシャ10年債は一時5.896%まで低下した。