東証1部の出来高は10億6462万株、売買代金は1兆81億円。騰落銘柄数は値上がり131銘柄、値下がり1614銘柄、変わらず58銘柄。東証業種別株価指数では、33業種すべてが下落した。
市場からは「ドル・円が1ドル=102円を割り込み、NYダウの戻りも鈍かった。今晩の米国株安リスクもあり、買いが入りづらい。海外不透明要因を抱え、SQ(特別清算指数)算出の週末11日に向けて相場は弱いのではないか。軟地合いが続けば、瞬間的に1万4000円台割れの可能性もあろう」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、三井不<8801、株価 - チャート>、三菱地所<8802、株価 - チャート>、NTT都市<8933、株価 - チャート>などの不動産株が売られ、値下がり率トップ。ユーロ・米ドル建てCB発行の商船三井<9104、株価 - チャート>や、飯野海運<9119、株価 - チャート>などの海運株も下落。大王紙<3880、株価 - チャート>、日本紙<3863、株価 - チャート>などのパルプ紙株や、東北電<9506、株価 - チャート>、九州電<9508、株価 - チャート>などの電気ガス株も軟調。野村<8604、株価 - チャート>、大和証G<8601、株価 - チャート>などの証券株や、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>などの銀行株も値を下げた。トヨタ<7203、株価 - チャート>、日産自<7201、株価 - チャート>などの自動車株や、HOYA<7741、株価 - チャート>、テルモ<4543、株価 - チャート>などの精密株も安い。