FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6588.32(‐16.98)
前営業日終値 6605.30(+ 0.41)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 9451.21(+2.63)
前営業日終値 9448.58(+110.18)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4379.06(‐6.09)
前営業日終値 4385.15(+41.03)
<ロンドン株式市場> 鉱山関連株と銀行株に売りが出たことで 反落して終了した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>の月初からの下落率は3.3%となった。
鉱山株指数<.FTNMX1770>は0.7%安。主要金属価格が下落圧力にさらされていることで、鉱山関連企業の収益が圧迫されるとの懸念から売られた。月初からの下落率は約6%に達した。
バークレイズ・ウエルスのストラテジスト、ヘンク・ポッツ氏は、「中国で見られた『スーパーサイクル』(数十年にわたる価格上昇局面)が終焉を迎えようとしているなか、商品価格の見通しは大幅に変化している」と述べた。
フレスニロ<FRES.L>は4%、ランドゴールド・リソーシズ<RRS.L>は2.6%、リオ・ティント<RIO.L>は0.9%、それぞれ下落した。
銀行株指数<.FTNMX8350>は0.4%安。米連邦準備理事会(FRB)が前日、米金融大手シティグループ<C.N>のほか、英HSBC<HSBA.L>と英ロイヤル・バンク・オフ・スコットランド(RBS)<RBS.L>の米子会社を含む5行の資本計画を却下したことが嫌気された。
RBSは1.4%安、HSBCは0.5%安でこの日の取引を終えた。CMCマーケッツのトレーディング責任者、マット・バシ氏は、米FRBの対応について「英銀に対する監視措置」とし、今後は銀行株に対する買いは戻るとの見方を示した。
<欧州株式市場> 続伸。中国からの契約受注を追い風に、仏通信機器アルカテル・ルーセント<ALUA.PA>や石油トタル<TOTF.PA>に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.84ポイント(0.22%)高の1322.22。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は3.58ポイント(0.11%)高の3133.75。
アルカテルは3.3%高。中国移動<0941.HK>から、最大7億5000万ユーロ(10億ドル)規模の1年契約を取り付けたことを好感した。
トタルは0.8%上昇し、年初来高値をつけた。中国の習近平国家主席がフランスを訪問する中、エネルギーセクターをはじめとするフランスの有力企業は、中国からの事業契約を取り付けている。
反面、スウェーデンのアパレルメーカー、へネス・アンド・マウリッツ(H&M)<HMb.ST>は4.3%下落し、相場を圧迫。アジアでの賃上げ圧力により利益率が圧迫される公算が大きいとの見方を示したことが嫌気された。
重電アルストム<ALSO.PA>も4.9%安。アジアでの贈賄疑惑に絡み、米司法省から多額の罰金を課される可能性がある。