20日のロンドン株式市場は続落。米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測に加え、製薬大手グラクソ・スミスクライン<GSK.L>が売られ、相場を圧迫した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は30.69ポイント(0.47%)安の6542.44。

グラクソ・スミスクラインは1.6%安。臨床試験の第2段階で、がんワクチンの効果が確認できなかったことが嫌気された。

イエレンFRB議長は前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、今年の秋に資産買い入れを終了し、その半年後にも利上げする可能性があると示唆した。

エネルギー供給のSSE<SSE.L>は3.3%の逆行高。市場関係者によると、モルガン・スタンレーが同社の投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に引き上げたことが追い風となった。

衣料小売り大手ネクスト <NXT.L>も2.3%上昇。オンライン販売の好調で、通年決算が11.8%増益となったことが好感された。