エディオン<2730、株価 - チャート>は月次売上高の好調が続いている。2月の直営店売上高は前年同月比26.91%と、今期に入って最高水準を記録した13年6月時点の同17.67%増を8カ月ぶりに上回った。2月の都市部での大雪の影響があったにもかかわらず好調を維持した。3月は駆け込み需要が一段と本格化する公算が大きく、3カ月に一度に公表する直営既存店売上高(14年1-3月)は、13年10-12月の前年同期比6.23%を上回るのはほぼ確実視される。

14年3月期の連結経常利益は前期比5.1倍の75億円。15年3月期は、反動減への警戒が残るが、会社側は「足元の主要商品の直営店受注売上ではリフォームが大きく伸びている。足元好調な冷蔵庫や洗濯機、パソコン、テレビは増税後の反動は避けられないが、キッチンや風呂、トイレなどのリフォーム需要は増税後もコンスタントな伸びが継続するとみている」(経理部)との見方を示す。15年3月期は家電反動減を好調なリフォームが下支えする見通し。

移動平均線では、25日・75日の両線のゴールデンクロス(GC)を視野にとらえ、チャート面に着目した買いを誘いやすい。PBRは0.4倍台と割安で、5月8日に予定している期末決算発表時には、現状の株価水準よりも高い位置で推移している可能性が高そうだ。

17日の終値は、前週末比10円安の573円。